悩みは深い

娘について、再び妻と話した
妻はかなり悩んでしまっているようだ
頭では、理屈ではわかっていても心情的に納得いかなかったり、いろんな医師の見解のうちで、どちらかというと楽観的な情報の方を信じたくなってしまったりする

昨日は手術を決めるより先に手術をお願いする主治医の先生を決めないかと言うことを話した
ここまで来ると、私たちだけで考えてもらちがあかないので、主治医の先生にとことん相談した方がいいかなと…

最近思うのだけれど、よい先生って何だろうね
いろんなタイプの先生がいる
逃げ腰の先生、手術をやりたそうな先生、いいことばかり言う先生、悪いことをしっかり言う先生、話しやすい若い先生、経験があるけど話しにくい人が多い年輩の先生
いろんな要素があり、いろんな視点がある
それに加えて、各先生には得意分野があるため、先生を選んだ時点である程度の選択肢の限定がおこる
妻はたぶんそれを悩んでいるんだろう

でも、これだけ日本中の医師に診察してもらい、直接話をさせてもらえた私たちは幸せだ
本来ならこんなに選択肢があることすら知らないままの人が多いだろう
その上で、先生と手術の方法について悩める
このことをもっと嬉しく思いたい

よく考えると失礼な話だ
ほとんどの先生は、とても親身になって相談にのってくれた
その先生方の中で、誰に手術や治療をお願いするか、悩んでいるのだから…お願いしないことになった先生はあまりおもしろくはないだろう
そもそも、主治医の先生を決めずに何人もの先生に話を聞くこと自体、一歩間違えると先生にとっては失礼に当たるのかもしれない

でも、そうするしかなかった
先生の中には、メールで問い合わせることを失礼だと思う先生もいた
早く主治医を決めろと言う人もいる
しかし、それは治療法が確立されている病気の場合である

たしかにいろんな人に迷惑は沢山かけているけれど、少しくらい怒られても、土下座をする羽目になっても、娘のためになるならなんでもしよう
それくらいしか、ぼくらにはやれることは無いのだから
そして、今後とも娘をいろんな意味で暖かく見守っていただけるような関係をすべての先生と築いておければ、いいのになぁ