明日は入学式
担任の先生との面談がある。
先生へ手紙を書いた。妻と二人で修正しあって。
少しは伝わるだろうか。今の娘の状態が・・・
これと最近のVTRを先生に渡そうと思っています。
**********************************************
担任の先生へ
大腿義足を履いていると…
片足で健常の人より2倍、両足だと4倍疲れるそうです。
困難なこと…
ジャンプ。(膝を伸ばす力がなく、くるぶしで蹴る力もないので力学的に当然です。)
お尻をつけないで、しゃがむこと。(いわゆる和式トイレのスタイルが出来ません。)
膝を少し曲げたまま立つこと。90度にしか膝は曲がりません。(休めの姿勢が出来ません。アキレス腱伸ばしや軽い伸脚等の運動が出来ません。少し膝を曲げると90度まで一気に曲がってしまいます。)
正座。
手すりやつかまるところ(壁でも可)やある程度の広いスペースがないと、5cm程度以上の高い段差は登りおりできません。
保育園で
保育園3年間体育教室に通っていましたが、
縄跳び…手で縄を回してまたぐ。
跳び箱…跳び箱に手をついて片足ずつ持ち上げて押し出す。
マット運動…前回りはできます。後ろ回りは体を少し持ち上げる介助をしていました。
三点倒立は義足を脱ぐとできます。
鉄棒…前回りは出来ます。逆上がりは足を上に持ち上げる介助が必要です。
ボールつき…足の屈伸ができないため、難しいですが両手で10回できました。
かけっこ…速歩きで走ります。
体操すわりはできます。屈伸は出来ません。正座は無理ですが、膝立ちは出来て膝歩きは得意です。
股関節は柔らかく180度以上に開きます。前屈もおなかが膝につくくらいに柔らかいです。そのおかげで怪我が少なくなっています。内股側にも柔らかいため、両膝を90度に曲げての女の子すわりが可能です。
合気道教室に通っています。動きの中でバランス感覚と受身、礼儀と体力つくりを兼ねつつ、護身術を学ばせようと思っています。
保育園で、茶道での立位の茶道をはじめ、剣道の素振り、組立体操、集団移動、階段の雑巾がけ等、皆と同様におこなってきています。
日常生活において
靴を履いたり脱いだりするときは、立ったままでは難しいため、少し段差のあるところに座ってやります。少し時間をかければ段差がないところでも、自分で膝を曲げて着脱できます。
トイレは洋式であれば、自分ですべてできます。
義足の着脱はすべて自分でできます。(水泳以外では着脱することは基本的にありません。)
階段は手すりがあれば、ゆっくりですが手すりを使って登ります。降りるのは比較的早いです。横をお友達が通るときは、立ち止まり先に通します。
→保育園では教室が三階であったため、毎日昇り降りしていました。
椅子を座ったまま自分で前後に引くことが出来ないので、横から滑り込むように座れない形の椅子に座る場合は、椅子に座ってから机を自分の方に寄せるように動かして座ることになります。
プール…個人指導のプール教室に通っていますが、
プールサイドまでは水泳用義足に履き替えて移動します。
プールの中を歩くときは、水泳用義足をつけたまま歩きます。
本格的に泳ぐときは、義足を脱いだほうが速く泳げるようになると思いますが、まだそんなに泳げません。
義足を濡れてもいいものにすべて着替えるので、着替えの時間が少し長くなります。また、水泳後には濡れている義足を履いたまま着脱する場所まで行き、脱いで元の義足に履き替えるため、歩行経路と着脱場所が水に濡れます。
水泳用義足の着脱は水に濡れてもいいパイプ椅子のようなものがあると、床で作業するよりもスピードが上がります。
以上を総合すると、もう少し大きくなるまでの間は水泳の着替えは保健室等でおこなわせていただいた方がいいかもしれません。
心配なこと
長距離を歩くときは、だんだん疲れてきて、みんなの歩く速度になかなかついていけなくなるかもしれません。→本人の体力によるので、年齢と共に変わってきています。
給食当番のとき、鍋や牛乳の箱などの重いものをもった場合、今のところはすこし危なっかしいです。
ごくまれにですが、足がつるような痛みを断端に感じることがあるらしく、そうなると通常の“つった”場合と異なり対処法がないため、うずくまってじっと直るまで数十分程度待つしかない場合があります。
風邪をひいた場合、発熱した場合など、通常の児童と異なり、歩行が難しくなる場合があります。(義足での歩行はかなりハードな運動であり、通常での激しい運動に匹敵するとお考えください。)その場合には、遠慮せずに家族に連絡をお願いします。
精神面で
保育園は小さい頃から(0歳児クラス10月から)入園しており、お昼寝やプールのときは義足を脱いでいたこともあり、周囲の友達も義足を履いていることや、膝までしか両足がないことを知っており、最近では娘へのそれらの質問も少なくなってきています。
当然ながら、小学校では娘の両足のことを知らない子が増えるため、「どうして歩き方が皆と違うのか。」「なぜ膝までしか足がないのか。」など、本人も質問されることが多くなることが予想されます。
保育園では先生から園児全員に対して、「おなかの中で怪我をしたんだよ。どうして怪我をしてしまったのかは、だれにもわからないんだよ。」「歩けるようになるために手術をして、義足が履けるようになったんだよ。」と説明してもらっていました。小学生にはどういう説明が理解しやすいのかわかりませんが、メンタル面でサポートしていただけるとありがたいです。

添付ファイルの拡大はこんな感じです。

担任の先生との面談がある。
先生へ手紙を書いた。妻と二人で修正しあって。
少しは伝わるだろうか。今の娘の状態が・・・
これと最近のVTRを先生に渡そうと思っています。
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担任の先生へ
大腿義足を履いていると…
片足で健常の人より2倍、両足だと4倍疲れるそうです。
困難なこと…
ジャンプ。(膝を伸ばす力がなく、くるぶしで蹴る力もないので力学的に当然です。)
お尻をつけないで、しゃがむこと。(いわゆる和式トイレのスタイルが出来ません。)
膝を少し曲げたまま立つこと。90度にしか膝は曲がりません。(休めの姿勢が出来ません。アキレス腱伸ばしや軽い伸脚等の運動が出来ません。少し膝を曲げると90度まで一気に曲がってしまいます。)
正座。
手すりやつかまるところ(壁でも可)やある程度の広いスペースがないと、5cm程度以上の高い段差は登りおりできません。
保育園で
保育園3年間体育教室に通っていましたが、
縄跳び…手で縄を回してまたぐ。
跳び箱…跳び箱に手をついて片足ずつ持ち上げて押し出す。
マット運動…前回りはできます。後ろ回りは体を少し持ち上げる介助をしていました。
三点倒立は義足を脱ぐとできます。
鉄棒…前回りは出来ます。逆上がりは足を上に持ち上げる介助が必要です。
ボールつき…足の屈伸ができないため、難しいですが両手で10回できました。
かけっこ…速歩きで走ります。
体操すわりはできます。屈伸は出来ません。正座は無理ですが、膝立ちは出来て膝歩きは得意です。
股関節は柔らかく180度以上に開きます。前屈もおなかが膝につくくらいに柔らかいです。そのおかげで怪我が少なくなっています。内股側にも柔らかいため、両膝を90度に曲げての女の子すわりが可能です。
合気道教室に通っています。動きの中でバランス感覚と受身、礼儀と体力つくりを兼ねつつ、護身術を学ばせようと思っています。
保育園で、茶道での立位の茶道をはじめ、剣道の素振り、組立体操、集団移動、階段の雑巾がけ等、皆と同様におこなってきています。
日常生活において
靴を履いたり脱いだりするときは、立ったままでは難しいため、少し段差のあるところに座ってやります。少し時間をかければ段差がないところでも、自分で膝を曲げて着脱できます。
トイレは洋式であれば、自分ですべてできます。
義足の着脱はすべて自分でできます。(水泳以外では着脱することは基本的にありません。)
階段は手すりがあれば、ゆっくりですが手すりを使って登ります。降りるのは比較的早いです。横をお友達が通るときは、立ち止まり先に通します。
→保育園では教室が三階であったため、毎日昇り降りしていました。
椅子を座ったまま自分で前後に引くことが出来ないので、横から滑り込むように座れない形の椅子に座る場合は、椅子に座ってから机を自分の方に寄せるように動かして座ることになります。
プール…個人指導のプール教室に通っていますが、
プールサイドまでは水泳用義足に履き替えて移動します。
プールの中を歩くときは、水泳用義足をつけたまま歩きます。
本格的に泳ぐときは、義足を脱いだほうが速く泳げるようになると思いますが、まだそんなに泳げません。
義足を濡れてもいいものにすべて着替えるので、着替えの時間が少し長くなります。また、水泳後には濡れている義足を履いたまま着脱する場所まで行き、脱いで元の義足に履き替えるため、歩行経路と着脱場所が水に濡れます。
水泳用義足の着脱は水に濡れてもいいパイプ椅子のようなものがあると、床で作業するよりもスピードが上がります。
以上を総合すると、もう少し大きくなるまでの間は水泳の着替えは保健室等でおこなわせていただいた方がいいかもしれません。
心配なこと
長距離を歩くときは、だんだん疲れてきて、みんなの歩く速度になかなかついていけなくなるかもしれません。→本人の体力によるので、年齢と共に変わってきています。
給食当番のとき、鍋や牛乳の箱などの重いものをもった場合、今のところはすこし危なっかしいです。
ごくまれにですが、足がつるような痛みを断端に感じることがあるらしく、そうなると通常の“つった”場合と異なり対処法がないため、うずくまってじっと直るまで数十分程度待つしかない場合があります。
風邪をひいた場合、発熱した場合など、通常の児童と異なり、歩行が難しくなる場合があります。(義足での歩行はかなりハードな運動であり、通常での激しい運動に匹敵するとお考えください。)その場合には、遠慮せずに家族に連絡をお願いします。
精神面で
保育園は小さい頃から(0歳児クラス10月から)入園しており、お昼寝やプールのときは義足を脱いでいたこともあり、周囲の友達も義足を履いていることや、膝までしか両足がないことを知っており、最近では娘へのそれらの質問も少なくなってきています。
当然ながら、小学校では娘の両足のことを知らない子が増えるため、「どうして歩き方が皆と違うのか。」「なぜ膝までしか足がないのか。」など、本人も質問されることが多くなることが予想されます。
保育園では先生から園児全員に対して、「おなかの中で怪我をしたんだよ。どうして怪我をしてしまったのかは、だれにもわからないんだよ。」「歩けるようになるために手術をして、義足が履けるようになったんだよ。」と説明してもらっていました。小学生にはどういう説明が理解しやすいのかわかりませんが、メンタル面でサポートしていただけるとありがたいです。

添付ファイルの拡大はこんな感じです。
