Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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生き甲斐

2012-05-11 00:02:57 | インポート
生きがい



なんだか、生きがいについて、考えてしまった。
わたしの生き甲斐はなんだろう。
子供の頃は、青年期は、いままでは、これからはなんだろう。


生活に追われ、生き甲斐を見いださずに流されてはいないか、不安になりながら生活しているような。
されど、まったくないわけではないような。

ただ、年を経るにつれて、生き甲斐は変わるかな。
子供達が一人前になったら、もしかして一人暮らしになったら。
その時には、わたしの生き甲斐はどうなって行くのだろう。

ふと、考えてしまいました。



天の瞳 あすなろ編? にこんな言葉が出てくる。
庵心籐子の言葉だ。


自分が可愛がり、引き取って育てていて、尊敬もしている義理の娘に対して、叱った言葉。
すごく鮮烈である。


「生きがいのない人間なんているのかい!?」
「何かの事情で生きがいが持てないということはあっても、生きがいのない人間なんているわけないだろ。」
「生きることに喜びがなければ、それはもう生きた屍というしかないじゃないか。」
「どんな人間にも、それはある。」
「なければ、求めようとする。
それがは人というものだろう?」

「シュウジさんは反応や理解が、他人と比べていくらか遅いというハンデを持っているお人や。」
「世間では、それを障害とか障害者と呼ぶけれど、わたしにいわせれば、そんなもん一つの様子や。
人の様子の一部や。」

「そんな人にも生き甲斐はあるのか、というニュアンスで、ものをいうたら、それは差別や。」


他にもある。

りんたろうたちに向かい、シュウジさんの今後を考える時に、言っている言葉

「人間を、動物を飼うのと同じようにしてしもたら、それこそ人権蹂躙もええとこや。」



なんだか、すごく本質をついている。
障害者や高齢者福祉のぶち当たる大きな壁に対する真正面からの提言のようにも受け取れる言葉。
灰谷健次郎さんの叫びとして、心に響く。




もうひとつ、素敵なことも言っている。まったく同感。

「誰にもとやかく言われんようになってから、どれだけ勉強するかで、人の値打ちは、まるっきり違うてくる。」



なるほど。



なんだか、読めば読むほど深い。
すごいなぁ。


灰谷健次郎さん、好きになった。
時間をかけて、全部の著作を読んでみようかしら。


素敵な言葉。
なんだか嬉しい気分。
いい勉強になる。


お姉ちゃんのおかげで、私はほんとうにたくさんの気づきと勉強する機会をもらった。
あらためて、ありがたい。
娘さんのおかげさま。
妻のおがげさま。
じゅんさんのおかげさま。


だなぁ。


コメント
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