天の瞳 あすなろ編 1
ハイペースで朗読中。
楽しくて止まらない(^^;;
今回は。
「スズメの学校」が動きだし、先生たちにも、変化が現れはじめる。
一年七組の手紙を掲示し、はがされると校長室へ抗議に。
担任の了解がなければ、掲示板の使用を認めない旨をいわれたが、「担任の先生の意見を併記する」という形での掲示をおこなう機転によって、物事は大きく動き出す。
おふみばあちゃんが倒れた。
そのことから、さまざまなことを考える機会を得るりんたろう達。
りんたろうのおじいさんのことを振り返る。
りんたろうのおじいちゃん語録
「見えるところだけを見ている人間は、だらしない人間で人に好かれることもないが、
見えないところを、いつも見ている人間は、しっかり者で人に頼りにされる」
「隣同士にあるのに、絶対見えんもんは? それは、自分で自分をごまかす心だ。おまえはおまえを大切にしにゃいかんな。おまえはこの世に一人しかおらん」
「仕事というものは、これまで、いろいろなことを学ばせてもらったお礼だから、いつも人の役に立っているという心棒がないと、その仕事は仕事とは言わない。ただの金儲けと仕事とは区別しなくてはいけない。」
「仕事をしない人間は、我欲ばかりが強くなる。こせこせと小さなことばかりに目がいって、小理屈が多くなる。他人のことをあれこれいう。本当に大切なものが見えていないから、流行りを追っかける。自分を見失うので執着が膨らみ、未練ばかり残る。」
「心には目がある。目を閉じていて人のいるのも車が通るのもわかる人は勘のいい人で、その人はいつも心の目を開けている。心の目を開けていない人は人の心が読めないから、人から相手にもされないし友達も出来ない。人と接するときは、少しのやり取りでも、心を全部、心の目をみんな、その人に向けるように。少しのことなら少しの心を向けると良いなどと考えてはいけない。」
なんとも素晴らしい言葉。
心から、私も感動した。
いつか娘にも話してやりたいな。
他にも、興味深い言葉がある。
これが、中学校一年生の言葉だというのだから…
「おふみばあちゃんの人生は、ひっそり目立たないものやったけど、人を傷つけたり差別したりはしてこなかったはずや。俺らが知っているばあちゃんはずっと駄菓子屋や。貧乏だった代わり、人を騙したり、ずるいことはしなくてすんだわけやろ。恨む相手も、憎む相手もおらへん。そうして生きて、今、穏やかな気持ちでいられるのが、あのばあちゃんにとって、なんにもかえられないほど大事なんや。だから、いつもああしてニコニコしていられるんや。神様、仏様の境地やな。」
こんなこと。
中学生でも気づけるんだなぁ。
本当に、素晴らしい経験をしているなぁ。
本当に、そのとおりだなぁ。
ルイちゃんというキャラクターの存在が、この物語のキーになってきている。
「ゴミの山で暮らしている人は、優しいし、
家族や仲間をとても大切にするの。助け合わないと生きていけないから、他人を思いやる心もいっぱい、いっぱい、持っているし。」
「みんなで生きている気持ちがあるときには、人はみな優しいと思うわ。でも悪い方に流されていく人は、なにかのきっかけで、よくない魅力にとりつかれていって、ふと気がつくと、もうみなのところに戻れない状態になってしまっているということなのかなぁと思うのね。」
「日本では、ゴミの山で働くことは出来ないけれど、知恵を出し合えば、それに変わる、共に生きる場所は、きっと見つかると思うわ」
こんなことを言われたら、どんなに腰が重い政治家でも、動き出すだろう。
やはり、説得力のある言葉は、物事を動かしていく。
いろんなことを、考えさせられた一巻。
あと二冊。
クライマックスに突入しそう。
楽しみだね。
うん。
ハイペースで朗読中。
楽しくて止まらない(^^;;
今回は。
「スズメの学校」が動きだし、先生たちにも、変化が現れはじめる。
一年七組の手紙を掲示し、はがされると校長室へ抗議に。
担任の了解がなければ、掲示板の使用を認めない旨をいわれたが、「担任の先生の意見を併記する」という形での掲示をおこなう機転によって、物事は大きく動き出す。
おふみばあちゃんが倒れた。
そのことから、さまざまなことを考える機会を得るりんたろう達。
りんたろうのおじいさんのことを振り返る。
りんたろうのおじいちゃん語録
「見えるところだけを見ている人間は、だらしない人間で人に好かれることもないが、
見えないところを、いつも見ている人間は、しっかり者で人に頼りにされる」
「隣同士にあるのに、絶対見えんもんは? それは、自分で自分をごまかす心だ。おまえはおまえを大切にしにゃいかんな。おまえはこの世に一人しかおらん」
「仕事というものは、これまで、いろいろなことを学ばせてもらったお礼だから、いつも人の役に立っているという心棒がないと、その仕事は仕事とは言わない。ただの金儲けと仕事とは区別しなくてはいけない。」
「仕事をしない人間は、我欲ばかりが強くなる。こせこせと小さなことばかりに目がいって、小理屈が多くなる。他人のことをあれこれいう。本当に大切なものが見えていないから、流行りを追っかける。自分を見失うので執着が膨らみ、未練ばかり残る。」
「心には目がある。目を閉じていて人のいるのも車が通るのもわかる人は勘のいい人で、その人はいつも心の目を開けている。心の目を開けていない人は人の心が読めないから、人から相手にもされないし友達も出来ない。人と接するときは、少しのやり取りでも、心を全部、心の目をみんな、その人に向けるように。少しのことなら少しの心を向けると良いなどと考えてはいけない。」
なんとも素晴らしい言葉。
心から、私も感動した。
いつか娘にも話してやりたいな。
他にも、興味深い言葉がある。
これが、中学校一年生の言葉だというのだから…
「おふみばあちゃんの人生は、ひっそり目立たないものやったけど、人を傷つけたり差別したりはしてこなかったはずや。俺らが知っているばあちゃんはずっと駄菓子屋や。貧乏だった代わり、人を騙したり、ずるいことはしなくてすんだわけやろ。恨む相手も、憎む相手もおらへん。そうして生きて、今、穏やかな気持ちでいられるのが、あのばあちゃんにとって、なんにもかえられないほど大事なんや。だから、いつもああしてニコニコしていられるんや。神様、仏様の境地やな。」
こんなこと。
中学生でも気づけるんだなぁ。
本当に、素晴らしい経験をしているなぁ。
本当に、そのとおりだなぁ。
ルイちゃんというキャラクターの存在が、この物語のキーになってきている。
「ゴミの山で暮らしている人は、優しいし、
家族や仲間をとても大切にするの。助け合わないと生きていけないから、他人を思いやる心もいっぱい、いっぱい、持っているし。」
「みんなで生きている気持ちがあるときには、人はみな優しいと思うわ。でも悪い方に流されていく人は、なにかのきっかけで、よくない魅力にとりつかれていって、ふと気がつくと、もうみなのところに戻れない状態になってしまっているということなのかなぁと思うのね。」
「日本では、ゴミの山で働くことは出来ないけれど、知恵を出し合えば、それに変わる、共に生きる場所は、きっと見つかると思うわ」
こんなことを言われたら、どんなに腰が重い政治家でも、動き出すだろう。
やはり、説得力のある言葉は、物事を動かしていく。
いろんなことを、考えさせられた一巻。
あと二冊。
クライマックスに突入しそう。
楽しみだね。
うん。