ふと思う

厳密さと いいかげんさ


仕事をしていて よく思う。
厳密さが求められる部分と そうでない部分
これが、なかなか難しい。



もちろん 全てを厳密に行うのが最善だ。
しかしながら、それが叶わない場合、どうするのか。
その力加減は難しい。


自分自身だけのことならいい。
家族のことも、まぁ相談すればいいし なんとなくベターな方向を選び、後回しにすることもできる。
まぁ 我が家は そんな簡単なものでもないか^_^
だから鍛えられるんだけど。


でも仕事はね。
一人でしているわけではなく、当たり前だけど上司が何人かいるわけで。
考え方がそれぞれだったりする。


もちろん、上司以外にも 関係する部署の立場、相手の立場、その他の人の立場に立って考えたとき、その仕事のその部分がどのくらいの厳密さを求められるのか。
実は大変むつかしい。

何故かって？
だって、最後まできちんと理解していないと わからないもの。


私の仕事のように 公共性の高いものを作るような仕事の場合はなおさら

地元の人の利便による都合
交通安全上の都合
地元役場の管理しやすさの都合
地元を発展させるための都合
手続き上の都合
計画する側の都合
予算を使う側の都合
工事を安くやりたい側の都合
最後の出来をよくしたい側の都合
協力することになる関係者の都合
維持管理課する側の都合


実に様々な都合がぶつかる
それを調整するに際して、さきほどのこと
厳密さといいかげんさ。
むつかしい。


皆が70点くらいをとれるように
譲り合い、話し合い。
後に禍根を残さぬように。
無理が偏り過ぎぬように。


なんだか難しいね。
厳しくするなら、相手が言われて 言うことを聞ける余地がある時期に。
なるほど、そうだね。


でも、やはり
先回りして厳密な指摘をするには、一定のスキルと経験が必要だ。


そんな仕事。
そりゃあんまりコロコロ変わるべきじゃないわね。
二年弱でまだまだわからないことだらけだもの。


どうなんだろうね。実際。
どうあるべきか。
それもまあ難しいわなぁ。