Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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新義足の二重ソケット形状に関するまとめ 2014

2014-09-05 00:54:04 | 義肢装具や関連のお話
新義足のそけっと形状についてのまとめ

今回、お盆前に一度試し履きして、マーキングまでしてソケットについて変更をお願いした部分。
仕上がり具合をまとめてみます。
まず外側ソケット、内腿側と前側、外腿側を大きくカットしてあります。これは内側ソケットが変形しやすくするため、このおかげで変形追随性がよくなります。
また、後ろ側について、大きくくりぬいてバンドで止める処置。これは将来断端が成長してきた際にすぐに履けなくなることを防止するとともに、調整をある程度は容易にできるようにします。
付随的な効果ですが、後ろ側の外側ソケットのがくりぬかれていることで、洋式便座に腰掛けた時に滑ってしまうことも防止できます。

ソケットの空気弁は挿入時には空気が自然に抜け、ボタンを押しながらでないと脱げない仕組み。
この位置になっているのは、一番断端側であり、ひざ継ぎ手を伸ばす方法に引っ張るための肌色のゴムを避けつつ、自分で着脱するときに押しやすいように考慮されています。

あとは・・・・外側ソケットの色
これは本当は柄や色を入れたりして凝ることも可能なのですが・・・
今回は義肢装具士さんにお任せして、できるだけ肌色っぽくしてもらいました。
まあ、この上にタイツとストッキングを履くので、見えなくなってしまうんですけれどね。

あと・・・前にも触れましたが、膝を伸展させて方向に引っ張るための伸縮性のある肌色の布。
これは強力な両面テープで固定してあって、膝が曲がると膝を伸ばそうとする力を加えてくれます。
そのほうが、膝を伸ばしやすいんですよね。

この二重ソケット
義足の教科書的には、あまりスタンダードではないんですってね。
長く使わなきゃいけない大人にこそ、有効な発想が満載なのに。
もったいないなぁ。
だれか教科書に載せません?


以上。備忘録を兼ねた報告でした。













コメント
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