タロットカード
このところ、隔月刊でエッセイを書かせていただいている、雑誌RAT16の次回テーマが「占い」だということで、ふと屋根裏部屋からタロットカードを出してきた。
たしかこれは、当時天野さんがグインサーガの表紙絵を担当していてそのあとくらいの時期。たぶん20年くらい前のものということになる。
買ったことで満足して、あんまり眺めてもいなくて遊びもせず、かなり長い間仕舞われていた。タロットカード。
今あらためて見てみると、意味を含めてかんがえさせられるものがあります。
なんだか、天野さんの描くタロットカードは様々なグインサーガの登場人物や場面をれんそうさせてくれます。
群像ファンタジーとしての色合いが濃いサーガなだけに、そんなことも可能だったのかもしれないな。などと思ったりします。
タロットの考え方やカードの意味を見ていると、因果応報、輪廻転生、ものごとの捉え方次第で同じ性質が正にも負にもなりえるということ。いろんなことを教えてくれます。
大アルカナのカード
ここに出てくる様々な暗示は、人が一生のうちに直面しやすい様々な場面での選択肢。
自分ならどう考えるんだろうと、ぽけっとしながら考えると楽しい。
すでにすぎた出来事が、あてはまる暗示があったりして、読んでいるうちになるほどとおもったり。
降りかかる出来事の組み合わせから導かれる人生というのは、ある程度の幅を持つのかもしれないと思ったり。