Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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防水の工夫

2015-10-13 00:00:32 | 義肢装具や関連のお話
水泳用義足2015_防水工夫編

さて。
水泳用義足のご紹介。

今までにもなんども紹介していて、見た目を本物っぽくするために、プールに入るたびにストッキングやタイツを脱がせて乾かしているのはいつものこと。
それらが落ちてこないように、ピエロさんが使う細い風船で縛って止めるのも以前紹介しました。

パイプだけだと、足の形が細すぎるので、ソケットに使う半透明の樹脂で外形を作ってもらったり。
適度な浮力を持たせるために、足首部に多めにウレタンを巻いてもらったりしました。

膝継手は水に弱いので使わずに、パイプだけ。今回は小児用の部品構成で組み直していただいています。

問題が二つ。
足部カバーが痛むこと。
ただでさえ、耐久性が弱い足部カバー。
水に濡れると急速に劣化します。

今までにもなんとかして、足部を濡らさないようにと、いろいろ対策をしてみたのですが、うまくいかず。
今回は初めての試み。
外国製の防水カバーを試します。

そもそもそんな製品があること自体、ビックリなのですが。いろんな方々と情報共有をさせていただく中で見つけた製品。
今回、思い切って購入させて頂いて、試してみることにしました。

そもそも。購入するハードルが高い。
日本語サイトなどはないわ、サイズやグレードがいろいろあるわ。
正直めげていたら、大先生が海外のお知り合いの方に聞いてくださいました。
結果、うまく話が繋がり、義肢製作所の物販ルートで仕入れられそうだということに。
お願いしてから2ヶ月くらいかな。
ようやく届いた感じです。

いい成果が出たら、日本で普及するといいな。多分大先生なら日本の代理店みたいなことはできるだろうし、大人がマリンスポーツする時には使えそうだもの。

ただし。
娘はまだ小学生。
この製品をそのまま使っては、目立ちすぎるでしょということで。
防水カバーで真空防水をした上に、今まで通りにタイツやストッキングを履かせました。
少し足が太めになるね。仕方がないかな。
うーむ。致命的かも(^^;;
まぁ、娘次第だなぁ

一度、娘に履いてもらい、今度の休みに試しにプールに入ってもらう予定にしています。
うまくいくといいなぁ。

こうしたチャレンジ。
馬鹿みたいと思うかもしれないんだけど。
これがうまくいくかどうかで、こうした製品の性能次第で義肢装具使用者の選択肢は広がる。
二具使用が認められない日本の制度において、こうした製品なら支給対象になるかもしれない。そんなことを思いながら。

機能性と見た目、手入れやメンテナンスの手間なんかを検討してまとめてみよう。
何かの役に立つかもしれない。
うんうん。

製品名は、DRY_PRO
water_prosthetic_protector
とあります。
販売サイトの日本語化や購入マニュアル作成協力者募集中。(^O^)
いいものは紹介したいですからね。










コメント
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