昨日は、高い杉の木を切り倒しました。この木は道路の近くにあったので、慎重に切りました。まず、チルホールという鉄のロープを引っ張る道具を使って、他の木と結びつけて、引っ張りながらチェーンソーでノコギリを入れました。最初は倒すほうに切り込みを入れるのですが、ほぼ半分か、それを越えるくらいまで切ります。それ以上切っていると、刃を入れた方にかたむきますから、刃を重い木にくわえられてしまって、チェーンソーが抜けなくなってしまいます。
倒した木は運び出し易いように、数十センチの長さに切っていきます。
まず、上から刃を入れていき、切り離しができるところで丸ごと切ります
そしたら、ころがして下になっていたところを上にして、切り離します。
そうしないと切っているうちに木の重さが溝を狭めてチェーンがはさまっ
てとれなくなってしまいます。
そこまで切ったらロープを出来るだけ引っ張り、反対側を切っていきますが、一気に切ると危ないですから、少しずつ上を見たり傾き具合をみたりして、もっと引っ張っていきます。そして、切りきる手前でとめ、今度はロープをますます少しずつ引っ張って行くと、杉が力で傾いてきてやがて自分の重さも斜めに加わりますから、ドサッとたおれます。自分が株のあたりに居ないので、跳ね返りでけがなどしないですみます。
昨日の木は計ってみたら19mを越えていました。わりあい素性が良くて、円錐形を感じさせずに、すっとのびて太さが急に細くなりませんでしたから、柱には向いている木でした。
切り株を計ってみたら30cmくらいありました。これくらいなら私のチェーンソーでも切ることができます。実はもっと太い、しかも堅いクヌギが何本かあるんです。それにもこれからチャレンジしなければなりません。
こういう仕事は、あわてず急がず、気がのらないときにはやらないようにしています。ぜんぶを伐採するには、大小あわせて50本を越えるくらいありますので、今年おわらなかったら来年があるという気持ちでやろうと思っています。
枝も多いです。長いもので3mくらいありますから、片づけがたいへんです。足下をきれいにしておかないと怪我しますから、切っては運び出しの繰り返しです。運動になります。