おひなさま

2008年03月02日 | Weblog

 人形は、日本語の発音つまり訓読では「ひとかた」と読んで、文字通り人の形をしたものです。元々は人についた罪や穢れ(けがれ)を代わりに背負ってもらうための意味が濃かったようです。

 埴輪も人形ですが、古墳に置かれました。今では私の部屋の飾り棚にもありますよ。中国の兵馬俑も始皇帝のお墓から出てきました。あの、宇宙人のような顔かたちをした遮光器土偶 (しゃこうきどぐう)は何かの儀式にでも使われたとか。こういうものは、どこか体の一部が欠けているそうです。

            どう見ても宇宙人 →images← 片足が無い
      
 山形県の湯殿山という所に行ったときに、入り口付近で人の形に切った紙をわたされ、それで体をこすれと言われました。こすったら、流れている水に入れろと言います。紙は流れ去っていきます。穢れを流してしまうということです。そのあとに、ご神体と言われる温泉が出ている岩を見に行く(正式には参拝)というわけです。そういう経験をしたことがあります。

         

 昔は、真剣に考えられたものだったんですね。しかし、人形は可愛く作られるですから、だんだん普段の生活にも入ってきて、子どものオモチャになったり、お雛様のように豪華に飾られたりするようになったとか。

 お雛様は、豪華でもったいなく、とても流すことはできないですので、代わってもらって流すという習慣は、片付けるということで罪穢れを流すということにしたようです。ですので、ひな祭りが終わったらすぐに片付けるのでしょうね。

 あかりをつけましょ ぼんぼりに~~~   なんて子どもが歌っている姿はとても良いですね。

                        
                       

        

 わが家の梅はどうかいな、と思って観察してみました。もうちょいです。頑張ってくらっさい。でも、私にとっては本当は咲くのが遅い方が良いんです。

        

 咲いている木もありました。ちょっと早すぎるな~~。早いと、寒さがまだきついので、実を結びにくくなるようです。受粉しても、寒さでやられてしまうのかなと思います。こう寒いと実はかなり少なくなるかも知れません。だから、遅咲きの方がうめーく行くんです。「の程知らず」 なんてことばを思い出してしまいましたよ。関係ないけど。

                      

 梅に鶯なんて言いますが、梅の頃も少しは鶯も鳴きますが、夏の方がよく鳴きますね。鶯色なんて言いますが、メジロの方が鶯色ですね。鶯は黄緑に薄茶が入っています。信号機だって、赤・橙・緑なんて言いませんね。少しいいかげんな言い方で、私の癖に似ているから楽しいです。日本人はいいかげんなところが大いにある民族なのかも、、、。だとすると、私は典型的な日本人??