大西洋上に墜落したエールフランスのエアバスA330─200型旅客機について、ブラジル海軍は今月25日で捜索を一旦打ち切る予定そうです。今のところフランスとあわせて50遺体を収容しているとのことですが、遺体の漂流は長くても3週間程度、また、現場海域水温が28度前後と高いために、遺体の浮沈が速くなりがちで発見がより困難になる、というようなことが理由になっているとのことです。当初、全く所在不明だった状態からすれば、大海原の只中でおよそ2割の人を見つけられたのは僥倖ともいえる成果だったのかもしれませんが、一方で原因の方は現在もほとんどわかっていません。恐らくピトー管の凍結等による速度計の変調で、速度を落としすぎて悪天候を乗り切れなかった、とか雷撃にやられたのではないか、というような推測がされているばかりです。頼みのブラックボックス、フライトレコーダー・ボイスレコーダーも、所在を示す発信機の出力は約1ヶ月で減衰してしまうとのことで、原潜も加えての懸命の捜索が功を奏するのを祈るよりありません。
ピトー管の凍結とかは特に珍しい現象ではなく、凍結防止のヒーターが切れたりして速度表示がおかしくなる、というのは昔から結構あるみたいで、映画のネタになったりもしていますが、もし本当にそれが事故の主原因だったとするのなら、たったそれだけのことで、まるで神隠しにあったかのごとく200人以上の人間が瞬時に死亡してしまうというのは、滅多に飛行機には乗らないとは言え、やっぱり何か恐ろしい気がいたします。現代の旅客機はもっとも安全に配慮して作られた乗り物であり、事故に遭遇する確率は車の方が遥かに高い、という客観的な数字は、私も判っているつもりですが、せめて事故原因がはっきりしてくれませんと生理的な不安はなかなか払拭できそうに無いです。あと2週間あまり。乗客の収容と飛行機の残骸の回収、そしてブラックボックス発見による事故原因の特定に期待したいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)
ピトー管の凍結とかは特に珍しい現象ではなく、凍結防止のヒーターが切れたりして速度表示がおかしくなる、というのは昔から結構あるみたいで、映画のネタになったりもしていますが、もし本当にそれが事故の主原因だったとするのなら、たったそれだけのことで、まるで神隠しにあったかのごとく200人以上の人間が瞬時に死亡してしまうというのは、滅多に飛行機には乗らないとは言え、やっぱり何か恐ろしい気がいたします。現代の旅客機はもっとも安全に配慮して作られた乗り物であり、事故に遭遇する確率は車の方が遥かに高い、という客観的な数字は、私も判っているつもりですが、せめて事故原因がはっきりしてくれませんと生理的な不安はなかなか払拭できそうに無いです。あと2週間あまり。乗客の収容と飛行機の残骸の回収、そしてブラックボックス発見による事故原因の特定に期待したいです。
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