かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

どうして首相本人に聞いたわけでもないのに、衆院の解散日程が断定的に語られるんでしょう?

2009-06-29 21:08:29 | Weblog
 今日はいつ降るのか、と空を見上げながら雲の流れを追いながらの一日でしたが、結局明るいうちはたまにパラッと来る程度で全然まともに降らず、結局、夜になってから急にざあっと降り出しました。なあんだ、と拍子抜けしたのですが、一つだけ助かったのは、昼間、車の運転席の窓を三分の一ほど開けたままになっていたことに全く気づいていなかったことでした。朝、通勤時に窓を開けて走っていたのを、駐車場で降りるときにすっかり忘れ、そのままにして露天に放置していたのです。これでもし今窓の外で轟然と地面を打つ位の雨が昼間に降っていたら、車内はすっかりびしょ濡れになっていたことでしょう。本当に助かりました。

 さて、そろそろ衆院選が近くなってきたかのような報道が相次いでいますが、どうもよく判らないのは、衆院を解散することが出来るのは総理大臣ただ一人であろうはずなのに、どういうわけかその総理が何も言わないうちから日程がさも決定したかのごとく報じられたりしていることです。昼にサイトで見た時事通信でも、
『麻生太郎首相は次期衆院選の日程について、東京都議選(7月12日投開票)前後に衆院解散に踏み切り、8月2日か9日を投開票日とすることを念頭に与党内調整に入った。』
と書いてあったのですが、残りの記事を読んでみても、首相が本当にそういうことを考え、そのような行動に出ている、ということを裏付ける情報は何もありません。周辺の人たちの、『可能性を示した』とか『行われるのではないか』とかいうような要するに憶測を並べ立ててあるだけなのです。
 こんな天下の一大事を、いくら粗忽が売りであるかのごとく報じられている総理大臣でも、そう簡単に口を割ろうはずが無いことは誰が見ても判ろうというものですが、だからといって前半で断定口調にさも日程が決定したかのごとく記述しながら、その根拠が後半の聞きかじりでは、何が本当なのかさっぱり判らないではないですか。これが天下の時事通信の記事かと思うともう一度国語の勉強からやり直してもらいたい気分に陥ってしまうのですが、こと政治関連の報道に関する限り、どの報道機関でもこの種の噂憶測予想ばかりがもてはやされ、一向に真実が語られることはないようです。そもそも衆院選がいつになろうがこっちは知ったことではないのですが、その日程がさも一大事件であるかのように騒ぎ立てるのはどういう利益があってのことなのでしょうか? 首相が決断して公式に解散を発表してから、堂々と報道すればいいじゃないですか。そのときは首相が決断にいたるまでの経緯なりなんなり、報道機関の大好きな「総理周辺」とやらから話を聞いておまけにつければそれで十分なんじゃないか、と思います。くだらないことに張り切りすぎなんですよ。選挙がお祭りなのは判らないでもないですが、年端の行かぬ子供じゃないのだから、始まる前からソワソワするのは実にみっともないと思うわけです。

コメント
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