かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

事故原因を個人の責任に全ておっかぶせているようでは事故を減らすことはできないでしょうね。

2015-04-15 21:49:30 | Weblog
 今日は職場の歓送迎会でした。ビールしか飲まなかったのですが、体調がイマイチなせいもあったのか飲んだ酒量からすると思いの外へべれけに酔っ払ってしまい、しばらく立つ事ができずに難儀致しました。体調自体は昨日に引き続きそれなりに回復基調にあることを印象づけられるような塩梅でしたが、まだまだお酒を楽しんで気持よく酔っ払うと言う域には遠い気がします。

 そんなわけであんまり頭が回っていないのですが、気になるのは広島空港で起きた韓国・アシアナ航空による着陸失敗の事故ですね。既に航空機の進入高度が異常に低かったなど、操縦ミスを匂わせるような情報も出てきておりますが、ここ最近、2年おきくらいに大事故を起こしているという話を見て、事故の教訓を活かすという文化はひょっとしてないのかも? と疑問に思いました。事故があった時は一罰百戒で皆注意深くなるものの、時が経つにつれその緊張が薄れ、また事故を起こしてしまう、というようなパターンが有るように見えます。事故を抑制するには、事故を起こしたヒトに「なんで事故を起こしたんだ!」「注意が足らないから事故なんて起こすんだ」などと個人を責め立ててもしょうがない話で、それよりも何故その事故が起きたのか、回避できたとしたらどのポイントでなのか、ヒトが誤りを犯さないようにするにはどうしたら良いか、などを考える方が大事です。我が国もたいがい個人のミスを糾弾して終わり、というような風潮がありますが、彼の国は更に輪をかけてそういう文化なのかもしれません。それを改め、事故を防ぐための科学的・合理的な思考と行動を取れるようにならないと、いつまで立っても事故を起こしやすい状態を改善することはできないでしょう。

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