ついさっきまで静かだったのに、20時を過ぎた自分から急に風がうなり、家の前を吹き飛ばされた何かが転がっていく音とかが小うるさく聞こえてくるようになりました。今夜は10mを優に超える風が雨とともに一晩中吹き荒れるのだそうで、ちゃんと寝付くことができるか少々心配になってきます。
さて、1月も半分を越えて後半に入った今日、朝から自治会のイベントで昼過ぎまで働いてきました。毎年、1月中旬に町内の70歳以上のお年寄りを集め、ちょっとした催しと七草粥を振る舞って今年もお元気で、と祈念するイベントで、今年は数年前に偶然発見されたという、紀元2600年祭の記録映像という珍しいDVDを鑑賞しました。紀元2600年祭は昭和15年に催されたもので、2年がかりで橿原神宮や神武天皇陵の代替的な改修・周辺整備が行われ、2月11日の紀元節を軸に、様々な記念イベントが打たれました。映像はいわゆるニュース映像で、当時の映画館で流されていたものだそうです。現代人には恐らく何を言っているのか判らないような独特の堅苦しい言葉使いのアナウンサーの解説とともに、モノクロでは有りますが、在りし日の橿原神宮やその周辺の様子が生々しく映し出されていました。色々見どころ一杯な内容では有りましたが、中でも野外スタジアムで行われた『楠公父子訣別』の寸劇を、当時の時代劇スター阪東妻三郎が楠木正成を演じたものが印象に残りました。銀幕のスターが、短時間とはいえ、生で野外で劇を演じたというのが中々に新鮮です。
もう一つ、印象に残ったのが、2600年を記念して合唱された歌です。二六〇〇年奉祝の歌とアナウンサーが告げたので、てっきり「紀元二六〇〇年」の歌かと思ったのですが、また、画面にも「紀元二六〇〇年」と歌の表題が出てきたのですが、その歌は私が知る軽快で明るい曲調の、「金鵄輝く日本の、栄えある光身に受けて~」は時折口ずさむこともある「紀元2600年」ではなく、聞いたことがない落ち着いた静かな曲でした。帰ってからちょっとググってみましたら、「紀元二千六百年頌歌」という、式典用の公式歌が別にあったとのことで、youtubeで検索して聞いてみたら確かにこの曲だったようです。皆で合唱するには妙に高音のパートがあったりして歌うのは大変だったろうに、と思いましたが、厳かな式典に添えるには、ああ一億の胸が鳴るよりこちらの方があっていたのでしょうね。
ところで今年は、神武天皇が崩御されてから2600年に当たるのだそうで、橿原神宮ではそのための式典が春に催されるとの事です。内容にもよるのでしょうが、天皇皇后両陛下、もしくは皇族の方がどなたかいらっしゃることになるのでしょう。両陛下なら平成26年11月の第34回全国豊かな海づくり大会で行幸以来の事で、今後近々にはそう大きな行事も無かったように思いますので、ひょっとしたら最後の御幸になるかもしれません。いずれ近いうちに詳細が発表されることになるのでしょうから、ちょっと楽しみに待ってみようかと思います。
さて、1月も半分を越えて後半に入った今日、朝から自治会のイベントで昼過ぎまで働いてきました。毎年、1月中旬に町内の70歳以上のお年寄りを集め、ちょっとした催しと七草粥を振る舞って今年もお元気で、と祈念するイベントで、今年は数年前に偶然発見されたという、紀元2600年祭の記録映像という珍しいDVDを鑑賞しました。紀元2600年祭は昭和15年に催されたもので、2年がかりで橿原神宮や神武天皇陵の代替的な改修・周辺整備が行われ、2月11日の紀元節を軸に、様々な記念イベントが打たれました。映像はいわゆるニュース映像で、当時の映画館で流されていたものだそうです。現代人には恐らく何を言っているのか判らないような独特の堅苦しい言葉使いのアナウンサーの解説とともに、モノクロでは有りますが、在りし日の橿原神宮やその周辺の様子が生々しく映し出されていました。色々見どころ一杯な内容では有りましたが、中でも野外スタジアムで行われた『楠公父子訣別』の寸劇を、当時の時代劇スター阪東妻三郎が楠木正成を演じたものが印象に残りました。銀幕のスターが、短時間とはいえ、生で野外で劇を演じたというのが中々に新鮮です。
もう一つ、印象に残ったのが、2600年を記念して合唱された歌です。二六〇〇年奉祝の歌とアナウンサーが告げたので、てっきり「紀元二六〇〇年」の歌かと思ったのですが、また、画面にも「紀元二六〇〇年」と歌の表題が出てきたのですが、その歌は私が知る軽快で明るい曲調の、「金鵄輝く日本の、栄えある光身に受けて~」は時折口ずさむこともある「紀元2600年」ではなく、聞いたことがない落ち着いた静かな曲でした。帰ってからちょっとググってみましたら、「紀元二千六百年頌歌」という、式典用の公式歌が別にあったとのことで、youtubeで検索して聞いてみたら確かにこの曲だったようです。皆で合唱するには妙に高音のパートがあったりして歌うのは大変だったろうに、と思いましたが、厳かな式典に添えるには、ああ一億の胸が鳴るよりこちらの方があっていたのでしょうね。
ところで今年は、神武天皇が崩御されてから2600年に当たるのだそうで、橿原神宮ではそのための式典が春に催されるとの事です。内容にもよるのでしょうが、天皇皇后両陛下、もしくは皇族の方がどなたかいらっしゃることになるのでしょう。両陛下なら平成26年11月の第34回全国豊かな海づくり大会で行幸以来の事で、今後近々にはそう大きな行事も無かったように思いますので、ひょっとしたら最後の御幸になるかもしれません。いずれ近いうちに詳細が発表されることになるのでしょうから、ちょっと楽しみに待ってみようかと思います。
