かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

やっぱり幻の第9惑星が存在した? というワクワク感半端ないニュースがありました。

2016-01-21 22:36:40 | Weblog
 昨日まで荒れ狂っていた風が収まり、今日は空気は冷たいものの、時折日差しも出るこのところでは比較的過ごしやすい一日でした。昨日一昨日など、事務室のガスストーブに水たっぷりのヤカンをかけて、一日中全開で燃やし続けていましたが、今日は朝だけ火を付けて、昼前にはこのままでは室内が暑くなりすぎるので火を弱めたり消したりしていました。これで寒気の底を迎えて後は春に向けて季節が動き出すばかり、だったなら良かったのですが、どうも週末から週明けにかけて、40年ぶりの強烈な寒波が大陸から押し寄せてくるそうで、西日本では災害レベルの大雪になるかもしれないのだとか。ウェザーニューズでは、「特に九州・中国・愛媛の方へ」と題して、
「雪による停電、水道管凍結、交通も大打撃というライフラインの完全ストップに備えて、3日分の食料・水・灯油を明日までに確保してください。」などと悲壮感たっぷりの警告を出しています。今冬はエルニーニョで暖冬、という予報だったはずで、実際ついこの間まではその通りの展開で年も明けたのですが、ここに来てそんな長期予報が大きく裏切られ、40年ぶりという近年稀に見る寒い冬になってしまうようです。これでも、冬季期間を平均すると恐らく暖冬と言える数字になるんじゃないかと思いますが、人の心情はそんな統計数字で説得できるものではないですから、明日以降1週間ばかりの天気次第で、気象庁はまたお叱りを受けるようなことになるやもしれません。せいぜい寒波にお手柔らかに、と祈るばかりです。

 さて、アメリカ・カリフォルニア工科大学の研究者が、太陽系外縁部に9個目の惑星がある証拠を発見した、という発表をされました。通称「プラネット・ナイン」と呼ばれる惑星候補は、惑星から除籍された冥王星と違い、質量が地球の10倍ある中々大きな星だそうで、公転周期は、太陽から海王星より20倍遠く離れた軌道を1~2万年ととんでもなく長時間をかけて回っているとのことです。この惑星の動きが、太陽系外縁部の準惑星や海王星よりもさらに遠くにある「カイパー・ベルト」にも影響を与えており、数理モデルとコンピューターシミュレーションを通じて『発見』されたとのことでした。現在、ハワイのW・M・ケック天文台の大望遠鏡や、すばる望遠鏡などが観測を試みており、数年がかりで発見に至ると予測されているそうです。
 この間、ようやく冥王星の素顔を間近で観察する機会に恵まれたばかりですが、更に遥か遠くに冥王星よりはるかに巨大で惑星らしい星が存在するなんて、全く太陽系にはまだまだ驚きの種が幾らでも転がっているものです。深宇宙目指して航行中の探査機がいつの日かその星とランデブーしたりしてくれたら、と想像すると面白いですが、軌道が海王星より20倍遠いとなるとざっと900億キロ彼方になるはずで、今、最も遠くを飛んでいる探査機ボイジャーがまだ200億キロ足らずですから、まだ遥か彼方の星になります。というか、確かボイジャーは太陽系を脱出した(しつつある)、というニュースが有ったように思いますが、この9番目の星が太陽系の惑星だったとしたら、実はまだ太陽系の中だった、ということになるのでは? もしそうなら、まるでお釈迦様の手のひらの上の孫悟空みたいな気分ですね。



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