かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

民主党の新ポスター、これは本当に命脈が尽きたかもしれない、と思わざるをえませんでした。

2016-01-27 20:20:23 | Weblog
 今朝は気温が氷点下まで下がらず、日中も暖かな日差しがあって、昨日までよりも随分と過ごしやすい一日になりました。来週にもう一度寒波が来るようですが、今回のものよりも弱めのものになりそうですし、ひょっとして寒さも底を打ったのかもしれないな、という感じです。まあその来週にちょっと北国へ行く用事があるので、寒波がマシと言ってもこちらで感じるのとは別格のものになるかもしれませんが。
 
 さて、寒いといえば今回新たに作られた民主党の参院選向けポスター、もう観てびっくり仰天しました。

「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」
「そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください」

 これは、一体何の冗談なんでしょう?

「一強打破」
「1人ひとりを大切にする国へ~1人を見捨てる国が1億人を幸せにできるはずがない」
 なんてのも、政府与党によりかからないと自分たちの主張も満足にできないのか、と情けなくなるようなスローガンですが、最初の1枚がそんな気分を吹き飛ばしてしまいました。よりによって「民主主義を守りたい」だなんて、なんだかいかにも今、「民主主義」が守られていないかのような言動ではないですか。一体全体、現代の日本において、民主主義が守られていないなんて考えられるでしょうか。ちゃんと選挙があって、国民が一人一票を行使して政権の行方を左右する機会が保証されています。言論の自由もあります。制度疲労を起こしていそうですが、それなりに立派な憲法を始めとする法律が体系だって存在し、三権が分立して破綻をきたしていません。こんなにきちんと「民主主義」が維持されているのにそれが見えないでいるのは信じがたいことです。もし今、民主主義が危殆に瀕しているかのように見えるのだとしたら、それは自分達のあまりの力の無さ、不甲斐なさに由来するものでしょう。だからこんな、情けなくも泣いてすがりつくような真似を平然と出来るのであろうと思います。
 民主党がやらねばならないのは、こんなバカなことではないはずです。まじめに、真剣に、本気で、日本国民のため、日本国のため、政治家として人事を尽くして働くこと、それができていれば、自然とヒトは寄ってきて賛同者が増えるはずです。そんな当たり前の事をしないで、ろくにまともな政治的議論もなさずにただ反対を声高にがなりたて、国会で下らないクイズをしたりスキャンダルで時間つぶしばかりしているからそっぽを向かれるのでしょう。反対だけする政党なら、昔から今までぶれ一つなく屹立する共産党があるではないですか。民主党は、自民党と違う日本の未来を一体どう描き、国民に見せてくれるのか、それこそを国民は待っているであろうのに、結党以来の中途半端な保革対立を未だ解消しようともせず、まともなビジョンを描くことが出来ないまま時を過ごしていることの愚かさ、危なっかしさを今こそ自覚して欲しいです。民主党には、「一強打破」なんて与党の足引っ張りしか考えてないような情けないスローガンではなく、我こそが自民党にとって変わって日本の未来を切り開くんだ、という気概と創造的なビジョンを持って国民の前に立って下さいと真摯にお願いしたいです。

コメント
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