人気漫画も犯罪一発で打ち切りに。なんとも残念な話です。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は２５．６℃、昼の最高気温は３５．１℃、五條市アメダスの最低気温は２３．３℃、最高気温は３３．５℃でした。空模様はここ２，３日の状況とよく似ていましたが、昨日に比べ雲や靄が薄く、日差しが届きやすい日中でした。そのために気温はしっかり上がり、猛暑の一日となりました。気象庁もしばらく安定した夏空が続き、猛暑日が連続する予報を出しています。まあまだ８月も１週間を過ぎたばかり。まだまだ暑さはこれから、ということですね。

　さて、週刊少年ジャンプで人気を博している連載漫画「アクタージュ」の原作者が痴漢で逮捕されるという事件があったそうです。事件は６月１８日午後８時頃、東京都中野区の路上で発生、徒歩で帰宅中だった女子中学生の胸を、容疑者が自転車で後ろから追い抜く際に触ったという疑いで、既に容疑を認めているのだとか。更に事件の１時間後に、その犯行現場から更に２キロ離れた路上で、別の十代の女性が自転車の男に体を触られる痴漢被害を受けました。その付近の防犯カメラに容疑者とよく似た男が捉えられており、中野署で関連を調べています。
　出来心なのか常習犯なのか、連載などのストレスによるものなのかそもそもそのような性癖なのか、不明な点は多々ありますが、少なくともこれをうけてアクタージュは確実に打ち切られることでしょう。アニメ化やドラマ化も期待されていた作品とも聞きますから、当然それらも話が進んでいたとしても全て白紙に。損害はなかなかバカにならないものになるのではなることでしょう。
　個人的には、この手の作品作りの才能と性癖などの間に関係はなく、昔からヒトとしては破滅的な輩が芸事では天才性を発揮して歴史に名を残すなんてことも多々あるのですから、この一事を持って人気漫画が打ち切られるのはなんとも残念なことだと思いますし、ここは割り切って一度くらい試しに連載続けてみてもいいんじゃないか？　人気急落ならそこで打ち切ればいいんだし、と思わないでもないのですが、さすがにそんな冒険は大手出版社はとれないでしょう。まあきっちり罪を償ってから、改めてペンネームを変えるなりして再スタートしてもいいんじゃないでしょうか。
　それにしても、どうして犯罪行為を犯してしまうのか。圧倒的大多数のヒトが犯罪とは無縁の生活を送る一方で、なぜか踏み外してしまうヒトが生じるというのはどうも不思議です。根本的な原因を究明して犯罪の発生を抑止できるようにするような調査研究というのはありえないのでしょうか？