かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

幽霊の寿命は四〇〇年? という説は議論の提起としては夏らしくて面白いと思います。

2020-08-02 20:30:55 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は23.4℃、昼の最高気温は34.2℃、五條市アメダスの最低気温は21℃、最高気温は31℃でした。今日は昨日よりも雲が多く日差しが途絶えがちで、蒸し暑い1日でした。ひょっとして一雨あるのだろうか? と疑わしい時もありましたが、雨は無いまま日が暮れました。明日も今日とほぼ同じ天気になるようですが、どうも暑いばかりで今ひとつすっきりしない夏が続く模様です。

 さて、幽霊には約400年の寿命がある、とする説がツイッターでまことしやかに流れているのだそうです。その説によると、岐阜県関ヶ原付近で、世に言う「関ヶ原の戦い」で亡くなった落ち武者の霊の目撃例がここ20年ほどで激減しているのだとかで、その状況から、幽霊の寿命が400年ほどではないかと推察されるとのことです。まあ色々とツッコミどころ満載な気がする楽しい話題ですが、具体例が関ヶ原の戦いだけではさすがに説得力がかけているように感じます。せめて同じくらいの死者が出た第四次川中島合戦だとか数倍の戦死者が出たとされる大阪の陣だとか、いくつかの事例を参照していただかないと検討する余地がありません。また、霊が何らかのエネルギーだとして、そのエネルギー量が徐々に減衰していくのなら合戦直後から現代に至るまで目撃例が徐々に減っていく様子が観測されているはずですがそのような経時的な情報があるのかとか、そもそも目撃例の急減について、幽霊の寿命以外の条件はありえないのか(例えばどっかに移動したとか、目撃する可能性のある人の母数が減ったとか)とか、反証し確かに寿命以外は考えられない、という話が欲しいところです。まあそもそも目撃例が減ったということをまず証明していただかないとなんとも議論しようもないのではありますが、そこはとりあえずおいておいたとしても、せっかくのネタなのですからもっと楽しめる内容に高めていって欲しいと感じます。
 例えば平将門の首塚など、実に凄まじい霊力を感じるエピソードに溢れていて、今なおその近隣では畏怖されていますが、かの御霊の影響力を寿命と考えるなら千年を閲して未だ衰えず、ということになります。広島・長崎原爆や東京大空襲などで亡くなった人達の幽霊がもしあまり見られなくなっていたとしたら、その寿命は6,70年足らずとなりますが、四〇〇年説なら未だこれらは活況を呈していることでしょう。
 まあいずれにせよ着眼点としては面白いと思いますし、一つの仮説として色々と空想をたくましくして楽しむのはこの時期の特権であろうとも感じます。昔はその手の心霊番組など当たり前のように放送されていたのに最近はとんと無くなってしまいましたから、この機会に色々考察を深めていくのも良いのではないでしょうか?

コメント
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