かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ヒグマが頻繁に出没するのに地元のベテラン猟師が公安に銃を取り上げられて撃てないなんて町には、住みたいとはなかなか思えないです。

2020-08-19 20:30:00 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は24℃、昼の最高気温は37.6℃、五條市アメダスの最低気温は20.9℃、最高気温は36.8℃でした。昨夜から今朝にかけては異様に涼しい、というより寒いと言ったほうが適切な程気温が下がりました。奈良市では連日の熱帯夜から開放され、奈良県内のアメダスの一部では20℃を切る最低気温を記録しました。一方昼間は相変わらずの猛暑、酷暑で殺人的な陽光が容赦なく下界を灼き払っています。気象庁の天気予報によると、この暑さは明日がピークで、土日は今のところまだC判定ながらやはり雨の予報が出ています。その後は最高気温が35℃未満となり、ようやく暑さの峠を超えたと認識できるような空気になるかもしれません。もう少しの辛抱ですね。

 さて、北海道の養鶏場に巨大なヒグマが出没、ところが地元の猟友会のベテラン猟師は警察に銃刀法違反などの容疑で所持していたライフル銃などを召し上げられ、クマ退治ができないという、なんとも不可解なニュースをネットで見ました。猟師は銃を取り戻すべく公安相手に裁判を起こしているそうですが、公安側は自分たちの失態を認めず、危険な状態が続いているのだとか。事件が起こったのは2年前の夏のこと。市の担当職員と警察官立ち会いのもと、件の猟師が人里に現れたクマを射殺した結果、銃の所持免許の許諾権を持つ北海道公安委員会が、「鳥獣保護法・銃刀法・火薬取締法違反」を問うてこの猟師から銃を取り上げました。これに対して地元猟友会が反発、市に請われ、警察官が許可を出した現場で銃を使用したら罪に問われるという罠ぶりに、人里に危険な猛獣が出入りしている状況があるのに銃を使わないという選択がなされているのだそうです。 この話を聞く限り、明らかに落ち度は公安皮にあり、と言わざるを得ない話ですが、さすがに猟師側の意見だけを聞いて判断するのもどうかという気も致しますし、公安側も自分たちが悪くないと思うならちゃんと情報発信して潔白を訴えるべきだと思います。
 一方で、この町の市役所によると今年市内でヒグマが目撃された件数は、4月から7月までの4カ月間で38件、前の年1年間で40件だったそうですから、約3倍という驚異的なペースでヒグマの出没が続いています。それを考えたら、公安はいったい何を意固地になっているのか、もしそうしている間に市民がクマの犠牲になったら公安は責任を取れるのか? こうなったら警察が率先して市民を守るため危険鳥獣の排除に動くべきではないのか、とか思わざるをえません。とりあえずはせめてこの裁判の行方を報道が丹念に追いかけてくれたらいいと思うばかりです。

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