大文字送り火無断事前点灯とは、なんとも規模がでかいいたずらがあったものです。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は２６．２℃、昼の最高気温は３５．９℃、五條市アメダスの最低気温は２３．８℃、最高気温は３４．６℃でした。今日は雲が薄く晴れ間が多くなり日差しが昨日まで以上に降り注ぎました。ただでさえ夜間の気温が下がらず朝もかなり暑いままだったのにこの日差しですから、この気温も致し方ないところでしょう。そんなさなかでしたが、昨日は午前０時少し前に就寝しましたら、今朝起きたら１０時前でした。その上昼間の暑い時間帯、昼食後にやたらと眠くなり昼寝をしましたので、今日は起きている時間が７時間あまりしか無いという、一体どれだけ眠たかったのか、あまりに久しぶりな長時間睡眠に驚いてしまいました。おかげさまでなんとなく疲労感は減り、身体が軽くなったような気もしますが、明日は台風接近で更に南の暖気が入って暑さがいや増しにひどくなりそうですし、ともかく家に逼塞して日に当たらないようにしたいと思うばかりです。

　さて、京都のお盆の風物詩大文字送り火が、今年はコロナ対策もあって文字が浮かび上がるほどの火は焚かないという方針で行う予定だったところ、８日午後１１時頃から１時間弱に渡って、大の字相当のライトのような明かりが灯されるという「事件」があったとのことで、京都府警に届け出がありました。大文字焼が行われる如意ヶ獄は大文字保存会などが所有する私有地とのことですが、入山規制などは行われておらず、誰でも現場まで行くことができます。そこに昨夜に忍び込んだ何者かによるいたずらが行われた、ということのようです。京都五山送り火連合会会・大文字保存会は、ご先祖の御霊をお送りするお盆の行事に行われたいたずらに「なんてことを！」と憤っておられるとのことです。
　これを実施したどこかの誰か（多分複数）の行動の是非はいろいろ議論もあると思いますが、これってなにか罪に問われるものなのでしょうか？　私有地に入り込んだのは犯罪だといえるのでしょうが別段所有者が規制していたわけではないですし、火でも付けたならなにか罪に問われそうですが、見た目青白い光で電灯っぽく見えます。厳粛なる伝統行事に対する重大な挑戦でいたずらで片付けて良いことではない、という気持ちはわかりますが、これだけだと刑事事件にはならなそうですし、民事としても一体どんな損害を受けたと主張しうるのかどうか。
　まあ今は誰でも高画質で写真や動画が撮影でき、簡単に編集して公開できる時代ですから、異常な「撮り鉄」など、人の迷惑を顧みない困った輩は多々出て来るものです。もしそれが売名行為だったら「悪名も名なり」で行動が過激になっていく可能性もありますし、それらを抑制しようとするなら、迷惑防止条例のようにこの時代に沿った不法行為として検挙できるよう司法なり行政なりが制度を整えていくより無いように思います。