今朝の奈良市アメダスの最低気温は24.4℃、昼の最高気温は35.9℃、五條市アメダスの最低気温は22.6℃、最高気温は34.4℃でした。今日は朝からよく晴れましたので洗濯をしたのですが、夕方17時頃、そろそろ洗濯物を取り込まないとなぁ、と思っているうちにカーポートの屋根に大粒の雨が墜ちる音がバラバラバラっと鳴り響き、大慌てで外に飛び出ることになりました。昨日よりは降水確率が低く、多分夕立はなかろう、と高をくくっていたので、心底慌てました。幸い雨の降り始めは雨粒もまばらで大したことがなく、洗濯物が濡れることはありませんでしたが、家から数キロ北では時間雨量26ミリのなかなか強めの夕立が降っていたので、もしこれにやられて気づくのが遅れていたら、洗濯やり直しになっていたかもしれませんでした。ちなみに今日の雨量はその数キロ北の橿原市中心部で17時から22時までに断続的に強めの雨が降り続け、53ミリに、我が家から一番近い雨量計で13ミリの雨を観測しました。昨日同様蒸し暑いばかりな雨でしたが、夜になってさすがにひんやりしてきている感じです。
明日は今日とほぼ同じ天気になるようです。出かけるなら午前中〜昼過ぎまで。夕方には夕立に注意が必要、というところですね。なお週間予報では1日から連続して雨の予報が出ていますが、これは現在急激に発達しながら北上中の台風9号の影響でしょうか?
さて、岐阜県瑞浪市の神明神社にそびえ立っていた樹齢1300年とも言われる杉の御神木がこの7月の大雨の影響で倒れました。直径11m、高さ40mとも50mとも伝えられる巨木で、成長を続けていた貴重な大杉でしたが、杉の木は根が浅いためか、大雨で地盤が緩んだのがきっかけだったのか、ついに倒れてしまいました。
そこで、古気象学を専門とする名古屋大学大学院環境学研究科の中塚武教授らの研究グループが、この樹の年輪を元に、千年余に及ぶこの地方の気象状況を調査する研究をはじめられる事になりました。主に地際から20mの高さの幹部分からサンプルを得て、その木質部にある指標となる化学物質を測定し、各年代の気象データを推測して、過去の気象災害の復元を試みるそうです。この大杉は開けたところで育ったためか1年1年の年輪の幅が広く、単純に1年単位のデータだけでなく、もっと細かな単位での気象の変化も解析できる可能性があるとのこと。また、ここで得たデータは、考古学の年輪年代法のためのデータにもなるそうです。
地域の信仰を集めていた古木でしたが、こうしてその身に刻み込んできた貴重な体験が抽出され、過去を知り未来に生かすために利用されるというのは素晴らしいことであろうと思います。樹齢千年を超えるような樹は今や大変貴重で調査の機会もそうそうないでしょうから、この際存分にデータを集めていただきたいものです。
明日は今日とほぼ同じ天気になるようです。出かけるなら午前中〜昼過ぎまで。夕方には夕立に注意が必要、というところですね。なお週間予報では1日から連続して雨の予報が出ていますが、これは現在急激に発達しながら北上中の台風9号の影響でしょうか?
さて、岐阜県瑞浪市の神明神社にそびえ立っていた樹齢1300年とも言われる杉の御神木がこの7月の大雨の影響で倒れました。直径11m、高さ40mとも50mとも伝えられる巨木で、成長を続けていた貴重な大杉でしたが、杉の木は根が浅いためか、大雨で地盤が緩んだのがきっかけだったのか、ついに倒れてしまいました。
そこで、古気象学を専門とする名古屋大学大学院環境学研究科の中塚武教授らの研究グループが、この樹の年輪を元に、千年余に及ぶこの地方の気象状況を調査する研究をはじめられる事になりました。主に地際から20mの高さの幹部分からサンプルを得て、その木質部にある指標となる化学物質を測定し、各年代の気象データを推測して、過去の気象災害の復元を試みるそうです。この大杉は開けたところで育ったためか1年1年の年輪の幅が広く、単純に1年単位のデータだけでなく、もっと細かな単位での気象の変化も解析できる可能性があるとのこと。また、ここで得たデータは、考古学の年輪年代法のためのデータにもなるそうです。
地域の信仰を集めていた古木でしたが、こうしてその身に刻み込んできた貴重な体験が抽出され、過去を知り未来に生かすために利用されるというのは素晴らしいことであろうと思います。樹齢千年を超えるような樹は今や大変貴重で調査の機会もそうそうないでしょうから、この際存分にデータを集めていただきたいものです。