かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大阪梅田で巨大墓地出土。たった数世代で忘れ去られ破壊されてしまう墓地に一体何の意味があるのやら。

2020-08-13 20:04:27 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は26.6℃、昼の最高気温は34.6℃、五條市アメダスの最低気温は23.6℃、最高気温は33.7℃でした。今日は朝のうち妙に雲が多く感じましたが、午前7時頃になってさあっと雨が降ってきました。遠く西の葛城山上が雲に隠れ、あれは雨が降っているのでは? と思っている間の雨でしたが、なぜ今頃しかも朝のうちに雨が降るのか? と不思議でした。そんなわけで今日は夕方に少し青空が広がったくらいで、ほぼ1日雲が多く日が陰りがちでした。そのためか気温はほんの少し控えめでした。あまりに控えめすぎて体感では全然涼しさは感じませんでしたが。週間天気予報はずっと同じマークが並び、予想される最高気温も殆ど変わらない数字が並んでいます。しかも、1週間全て信頼度Aで外れる見込みはあまりなさそうです。これで少なくとも20日まではこの暑さが続くことが決まりました。やはり8月いっぱいこの暑さが続きそうですね。

 さて、この熱いお盆のさなかに、大阪キタの大繁華街・梅田で、1500体以上もの人骨が発掘されたそうです。場所はJR大阪駅の北側で展開されている再開発に伴う発掘現場で、かつてここにあった「梅田墓」という一般庶民向けの墓地跡地です。墓地の年代は江戸から明治にかけて。これほど多くの埋葬跡地が見つかるのは大阪市内では初めてで全国的にも珍しく、それも一般庶民の墓だったと目されることから、当時の葬送文化や生活環境などを詳しく分析するとのこと。最初、ニュースで「梅田で1500体分の人骨発見!」との話から一体どんな事件があったのかと驚きましたが、ほんの200年前位のお墓跡だったと分かり安堵しました。しかし、これが千年前、とかならともかく、たった100−200年足らずの時間の経過で、江戸時代の大阪七墓の一つとされる巨大な墓地が多くの骨を残したまま失われ、ビルが立ちアスファルトに覆われ、都会へと変貌してしまうのですから、葬儀だとかお墓だとか言うものがいかに虚しいものかと思いました。お盆の意味もいずれ変質して顧みられなくなることでしょうし、冠婚葬祭の面倒事はとっとと消えて歴史的故事になってしまえばよかろうと思わずにはいられませんね。

 
コメント
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