昨年の台風被害の補償交渉がまだ続いているそうですが、そうして続けていられるだけマシと言えそうな気がします。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は２５．４℃、昼の最高気温は３６．１℃、五條市アメダスの最低気温は２２．４℃、最高気温は３４．５℃でした。今日は朝からよく晴れましたが、雲もそれなりに多く、時折日が陰って、気温が上がるのを抑えたようでした。それでも奈良市は３６℃を超えましたが、先週なら確実に３７℃を越えていたでしょうから、ほんの僅かとは言え少しは秋に近づいたといえるかもしれません。一方昨日までは夕立がありましたが、今日は残念ながら雨の気配はありませんでした。一応夕方には南東の方で入道雲が立ち上がったのですが、雨をもたらすほどではなかったようです。台風が接近するに連れてこちらにも少しは雨雲が流れてくることでしょうから、また明日に期待ですね。

　さて、台風８号が沖縄の西をジリジリと北上し、明後日には朝鮮半島に届こうとしております。我が国への影響のほどはまだ判りませんが、かすめて通る九州の西側は、雨風に注意が必要かもしれません。ところで、昨年の９月９日、千葉市で瞬間最大風速５７．５ｍの暴風を吹かせ、住宅地のゴルフ練習場を倒壊させるなど多大な被害を与えた台風１５号がありましたが、あれから１年になろうという今になっても、まだ倒壊したゴルフ練習場の下敷きになって破壊された住宅への補償が、まとまっていないのだそうです。下敷きになって壊れた家は１２棟。被害の補償については、災害が原因で起こった被害について裁判をセずに弁護士を間に入れて話し合う「災害ADR」というやり方で協議が行われており、ゴルフ場オーナーが、ゴルフ場の土地を売り払って補償するとしていました。それが、昨日行われた話し合いで、まだ補償内容が決まっていないという報告がありました。土地の境界線について課題が残っており、オーナーから年内には売買契約を締結し、住民の補償へ充てることを目指しているとのことでした。
　裁判ともなれば多分１年やそこらで決着することはなかったでしょうし、倒産して行方をくらませることだってできただろうに、金額は判りませんがオーナー側が誠実に対応しようとしている様子が伺えることなどからしても、今回の件はかなり運が良い案件なように感じられます。それにしても、地震に台風と今まで想像してなかったほどの大被害が出るような自然災害が増えてきているように感じられます。こうなると自分の身を守るのは時分の手で、とまずは意識して動かないと、思わぬところで手酷い羽目に陥らぬとも限りません。まずは万一を考えて危なっかしいところには住まない、というあたりを徹底すべきではなかろうかと思いますが、羹に懲りて膾を吹くのを損と捉えるか安心のために必要なコストと考えるか、ヒトによって大きく違うのでしょうね。