奈良市の今朝の最低気温は24.6℃、昼の最高気温は30.7℃、五條市の今朝の最低気温は23.7℃、昼の最高気温は27.1℃でした。今日は随分久しぶりに五條市で30℃割れを記録しました。
台風7号が着々と接近していますが、南から近づいているためにこちらでは昼ごろから北風となり、断続的に降ったり止んだりする雨もあって昼間気温が上がりませんでした。雨は、日中は基本止んでいる時間の方が長かったのですが、夕方17時過ぎから改めて降り出した雨は強弱はあるものの止むことが無く、どうやら明日台風が抜けるまでこの調子で降り続くんじゃないでしょうか。風は一時ちょっと吹き出したか? と思うくらい、遠くの大きな木の枝がユッサユッサ揺れるのが見えてたりしてましたが、夜になって今はそんなに吹いていません。7号の進路は更に若干西寄りに変化し、予報円の中心は和歌山県を縦断して淡路島をかすめて兵庫県に向かうようになっていますが、こちらは台風の右側に置かれることになりますので、明朝以降、台風の接近に伴い急激に強く吹いたりして、場合によっては相当ひどいことになりそうです。未だ記憶に生々しいのが平成10年9月22日に紀伊半島を西から襲った台風7号ですが(今気づきましたが今回もこれも7号です。嫌な符号ですね)、紀の川河口付近に上陸してそのまま紀の川ー吉野川を遡上するように移動した台風は、中心気圧970ヘクトパスカルの比較的小柄ななりでしたが、ちょうど中心部が通過したところでは瞬間最大60m近い暴風が吹き荒れ、電信柱は倒れるわ屋根瓦は吹き飛ばされるわと散々な目に遭いました。山の樹が軒並み折れ倒れてしまったり、国宝・重文級の県内各地の歴史的建造物に大きな被害が生じたり、台風の直撃の恐ろしさをまざまざと見せつけられました。あの時は直前まで大した風もなく雨がザアザア降っていたのが突然急に猛烈な風が吹き出し、それこそ立っているのも難しい強さであちこちを壊していきました。今回の台風は方角こそ南から来て北に抜けるコースで平成10年とは大分違いますが、その規模感は大体同じような感じですので、コース次第ではまたあの悪夢が再現するかもしれません。明日の日中の通過時にどうなるか、まさに神のみぞ知るで今はなるだけ被害が少ないようにと祈るよりありません。