かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

基本的な計算問題が半分しか解けない現状を招いた件について、文科省は責任を負わねばならんでしょう。

2023-08-26 20:45:15 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は23.6℃、昼の最高気温は34.5℃、五條市の今朝の最低気温は21.4℃、昼の最高気温は34.3℃でした。今日も朝からよく晴れていましたが、昨日同様昼から雲が多くなり、午後3時頃にパラパラと雨が降り出しました。ただその雨は長く続かず、あっさり止んで昨日のような夕立雨にはなりませんでした。その割には日没後の気温の低下が早く、結構涼しい風が網戸越しに流れてきます。日中の暑さは相変わらずですが、少しだけ空気自体は夏から秋に映りつつあるのかもしれません。

 さて、島根県の丸山知事が22日の定例会見で、約40分に渡って今年4月に行われた全国学力調査の結果について語り、その現状が文科省の責任だとして義務教育の改善を訴えました。特に話題にされたのが算数の問題。「椅子4脚の重さは7キログラム。この椅子48脚の重さは、何キログラムですか。」という問に対して、全国の正答率がわずか55.5%、島根県では48.7%でした。これについて、「日常生活で使うような基本的な問題を55パーセントしか解けていない。これは仕組みがおかしい」、「江戸時代の寺子屋よりも結果が出せていない」、「仕組みがおかしい。仕組みを作っている文部科学省の責任だ」と話しました。特に知事は教育課程自体がオーバースペックになっていて、教員が疲弊していることが原因と推測し、教員がつまづいた子どもたちに向き合えるよう、教育の仕組みを改善すべきとの考えを示されました。
 丸山知事は以前から教育問題について文科省の失策を追求されてきた方のようですが、少なくとも今回の話はまさにおっしゃるとおりだと思います。大体このような学力調査を毎年やりながら一向にまともな現状分析もできず、適切な対策が打てていない時点で文科省の存在意義が問われるというものです。大体、小学校から大学までこれまでにも様々に手を変え品を変え教育現場に手出し口出ししてきてますが、個々20年余り、どれか一つでも子どもたちや若者たちの将来に役立った政策を打てた試しがあるんでしょうか? 文科省のやることなすこと、ただ単に現場に余計な負担を増やして対応能力を減退させ、教育崩壊を招いているだけのようにしか思えませんが、あんな次官を輩出してしまうような組織に期待するほうが間違っているのかと思いたくもなります ならば政治家が我が国の将来のために子どもたちを鍛える方法を検討して官僚にやらせるべきなのですが、政府も国会議員もこの現状についてどう考えるのか、丸山知事の言葉に対してしっかりと答えてほしいと思います。

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