奈良市の今朝の最低気温は26.1℃、昼の最高気温は36.8℃、五條市の今朝の最低気温は25.3℃、昼の最高気温は36.1℃でした。今日は朝から青空の大半が翩翻と浮かぶ雲の大群に埋められた晴で、日差しがある時は苛烈な暑さを覚えますが日差しが遮られるときもそれなりにはありました。それでもここまで気温が上がるのですから、真夏の暑さというのは本当に半端ないものがあります。午後にはそれらの雲が種にでもなったかのように奈良県内の各地で夕立がありましたが、いずれも山手の方ばかりで、我々が居る平野部には一部でほんのお湿り程度に降りました。ただ降ったタイミングが良かったのか、案外に気温が下がり、夜はいつもより涼しい微風が吹いています。今夜は暑さにあえぐこと無く寝られそうです。
さて、天気で気になるのは台風6号の進路ですが、ここに来て奇怪な動きが予測されはじめました。しばらく前まではまっすぐ大陸に向かって上海あたりにでも上陸するような予想でしたが、気象庁が示した今日の予想進路では、一旦台湾のすぐ北側までやってきた後、まるで大陸に跳ね返されでもするかのように進路を急に東にとるというもので、ただ相当迷走するのか予報円が異様に大きく描かれて、実際のところ何処に行くかわからない、とお手上げ状態を示しているようでした。他の天候モデルでも色々な予想が出ているようで、そのまま東にずんずん進んで紀伊半島沖までやってきたあと、再び西に進路をとって四国西部に上陸するような予想や、大陸の方に行く一方で、その後に発生する台風7号? になりそうな熱帯低気圧が発達しながら紀伊半島を直撃する、なんていうのまでありました。いずれにしてももう少し立たないと6号がどっちに行くか答えは出ませんし、7号なんてのが生まれてこっちに来るのかも判りません。答え合わせは来週以降になりそうな塩梅ですが、台風が迷走するのは太平洋高気圧の勢力が弱まるからでもあります。これからの天気予報は目が離せません。
しかし、最近の台風は、どいつもこいつも容易に中心気圧が950ヘクトパスカルを割って、瞬間最大風速60mを超えてきますね。かつては数年に1度あるかないかの巨大台風が当たり前に生まれてくるというのはまさに温暖化の影響であろうと思われますが、なりは小さな台風だって直撃されれば恐ろしい被害も出るわけですし、異例な超大型台風などただただ怖いだけですが、それでもこの異様な暑さがマシになるのならば、台風でもなんでも来て欲しいと願いたくなります。それくらい今年の夏の暑さは心身ともにあからさまに削ってくる様子が伺え、夏が過ぎた後の体力回復も随分と手間取るんじゃないかと今から心配です。まあその前にとにかくこの夏を乗り越えなければならないのですが。