かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

昨夜は将棋三昧を楽しみましたが、まさか一分将棋が一時間も続くとは思いませんでした。

2023-08-05 19:37:36 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は25.6℃、昼の最高気温は35.8℃、五條市の今朝の最低気温は22.3℃、昼の最高気温は36.3℃でした。毎日ほぼ体温気温なのは変わらないとして、今日はこれまでほぼ毎日あった東と南の夕立雨が無く、珍しく南西の大阪・和歌山との境の山手で夕立がありました。一応頭上にはそれっぽい雲が広がり雷の唸り声も響いてきていたのですが、雨になる様子は無く、暑い夜を迎えています。明日は曇り、明後日からしばらくは雨が予報されていますが、明後日以降に関しては、台風6号の動き次第で色々変化しそうです。しかし、曇りと予報しておきながら気温は36℃ってどういうことなんでしょうね? 日差しがあろうがなかろうがもはや今の気温は関係ないということなのか? ただ、日本気象協会は明日は晴一時雨とこれまでのような夕立想定な天気という予報です。気温を考えると気象協会の方が妥当な気がしますが、いずれにせよ天候下り坂と考えると、日差しの有無に関わらず明日は蒸し暑い一日になりそうです。

 さて、昨日は藤井聡太竜王・名人と豊島将之九段との、第71期王座戦挑戦者決定戦のラスト1時間ほどを観ていました。そう言えばいつやるんだろうな、と思ってネットニュースを観てみたら今やっている最中であることが判り、慌ててABEMA将棋チャンネルにアクセスして見たら、既にそれぞれの残り時間は20分ほどになっていました。それが1分将棋になってから更に1時間弱も続くとは、手に゙汗握る緊張状態を保つのも随分と疲れるものだと思いましたが、これまで様々な棋戦で正確無比な終盤の指し回しを披露していた藤井七冠も豊島九段も、今回はお互い一分将棋でAI判定が触れまくる疑問手を連発しているのを観ても、対戦する二人の当事者が長時間に渡って知力を振り絞って想像を絶する疲労を蓄積していたのは違いないでしょう。それにしても、観戦中継でAIによる形勢判断がこれほど威力を発揮した棋戦も無かったように感じました。なにせ素人にはどっちが優勢かなど盤面を観てもさっぱり判りませんし、解説を聞いても理解するのは難しいものですが、画面の上に表示されるAIのバーと数字を見れば、一瞬でどちらが優位か判ります。それがたった一手で激しく変化するのですから、これほど面白い観戦もそうそう無いでしょう。更に次の最善手の予測と指し手ごとの形勢変化値もあって、最善手がなぞられた時と違う手が指された時の勝利への道の揺れ具合がこの上なく面白く感じられました。今回はありませんでしたが、ときに藤井七冠がAIの計算を超える勝利への最善手を指すこともあるのが、将棋観戦の面白みを増幅させているように思います。いつそんな必殺技が観られるのかと思うとなかなか目が離せなくなり、プロゲームとしての将棋の魅力をいやマシにしているのでしょう。

 なにはともあれ、藤井七冠が文字通りの死闘の末挑戦権を獲得。今後もし見事永瀬王座を撃破し若干二一歳にして前代未聞の八冠達成を成し遂げたなら、羽生九段が七冠を達成した時以上の感動と興奮、それに経済効果をもたらすことでしょう。月末からの五番勝負に、実に楽しみな秋となりそうですね。

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