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さて、大阪市で、福祉事業の放課後等デイサービスを利用したヒトが、市の窓口のミスで不足金65万円を支払うよう求められた事件で、横山大阪市長が市の対応についてコメントを出していました。デイサービス利用料は所得により負担額が変わり、65万円請求されたヒトは元々最高額の月々3万7200円負担しなければなりませんでしたが、大阪市の担当窓口が計算をミスして4600円で良い、と通知、急な負担減に驚いた利用者が改めて本当にその金額でいいのかと窓口に問い合わせてもそれで良いと回答され、それではと4600円で利用し続けていたら、今になって計算ミスだったので2年分の不足額65万円を耳を揃えて払え、という通知を送ってきたとのことでした。安値で釣っておいて後で8倍もの金額を24ヶ月分まとめて要求するというのは何処のぼったくりバーだと言いたくなるようなアコギなやり口です。しかもそんな急なお金は出せないと窮状を訴えても、窓口は払えの一点張りで分割の場合は延滞金として月8.7%課すという、まるで利用者の方が悪いことをしたと言わんばかりな扱いですから、大阪とはなんとヤクザな土地柄なのかと全国からも疑われかねない酷い対応を繰り返しています。ただ、一点擁護する点があるとしたら、窓口の職員には勝手に待ちますとか減額しますとか言うような裁量は無いので、まさにお役所仕事そのものの木で鼻をくくった対応をせざるを得ないというところはあります。上司の課長部長クラスでもそんな裁量権はないはずで、それが可能になるのは市長や市議会などの政治家にしかありません。故にこそこの度の市長のコメントには期待もかかるわけですが、『市側のシステムエラーが原因になっている中で、急な請求は利用者の大きな負担になっていると考えます。現状聞き取りの上、是正対応の検討について指示しました』とのSNSでのメッセージを出したあと、マスコミの取材に対して「これに関しては大阪市側のシステムエラーですので本当におわび申し上げる次第です。普通そんな金額をいきなり請求されたら困ります。今後の対応に関しては所管の局と是正措置をしっかり検討しながら進めていきたいと思います」とコメントされました。支払期日が明後日31日締め切りだというのに今ひとつ煮えきらない内容で、利用者の不安を煽っているところも無きにしもあらずです。せめて市側の対応が決定するまで支払い期日は自分の責任で延長する、と明言できなかったものでしょうか? 悪いのは明らかに市側でそれを自身も認めておられるのですから、ぜひ市民のための判断を願いたいものです。