今朝の奈良市の最低気温は23.9℃、昼の最高気温は35.5℃、今朝の五條市の最低気温は21.2℃、昼の最高気温は35℃でした。今日は実に暑い一日でした。朝方は涼しかったのですが、日が出てからの気温上昇は半端なく、蒸し暑さもあって不快感は相当きついものがありました。これでゆうだちのひとつもあれば随分違ったのでしょうがそれもなく、夜になってようやく外気は少し涼しさを覚えるくらいにはなってきましたが、今夜寝るのは結構大変そうです。
さて、JA鳥取西部は、8月30日に米子市の本店で理事会を開催、子会社の運営する4つのスーパー・Aコープをすべて来年1月末までに閉店、撤退することを21人の理事の全会一致で決定したとのことです。鳥取県では、すでに鳥取市のJA鳥取いなばと倉吉市のJA鳥取中央がスーパー13店舗を今年中に閉めると発表しており、地方での買い物環境の悪化が懸念されているようです。原因は経営不振で、今年度上半期の経常損益が448万円の赤字、過去3年の来店者数が前年比8割に減少などの理由が挙げられていますが、コロナ禍のここ最近より経営状況が悪化しているというのはなかなかに厳しい様子を物語っています。JAとしては、事業継承先が荒ればしっかり交渉していきたい、との組合長の言葉もあり、平井知事も「住民の暮らしを最優先に、店舗の引き継ぎや移動販売を含め、市町村や地元と心一つに買い物環境の確保を図っていく」とコメントされていますが、高齢化と人口減少で経営が成り立たなくなったとあってはそう簡単に解決策が生まれてくるとも思えません。地域の足となるバスなどの公共交通機関は行政側も支援してコミュニティバスの運行などなんとか維持する努力もあるでしょうが、スーパーマーケットを市役所が支援したりするのはどうなのでしょうか。まあいずれにしましてもこの現象は鳥取県に限らず日本全国の地方で起きうる話ですし、うちの近所にあるAコープも、町内に一軒あるコンビニと合わせて徒歩圏内で買い物できる数少ない店で、これがなくなると困るお年寄りもたくさん出てきますから、とても他人事とは思えません。価格は若干高めですが魚や肉などの生鮮品は結構質がいいですし、地場産の野菜を積極的に販売していたりもします。すでに町内を走るバスが大幅減便になって随分と不便になりつつある昨今でもありますし、こういったお店をどう支えていくか、地域住民としても色々考えないといけないのかもしれませんね。