今朝の奈良市の最低気温は22℃、昼の最高気温は28.7℃、五條市の今朝の最低気温は20.4℃、昼の最高気温は26.3℃でした。今日は朝からわずかに晴れ間が覗く曇りで、時折日差しはありましたが総じて過ごしやすい気候でした。ただ、日が落ちてからは気温の低下が著しく、20時過ぎには20℃を割込んできました。今夜はこれまでと違い、少し暖かくして寝ることを考えないと、風邪を引いてしまうかもしれません。
さて、このところ、何かと交通事故のニュースが増えているような感じです。それに、交通マナーの低下が著しい気がするのは、日常車に乗っているとよく感じるところでもあります。少し前からの高齢者によるちょっと信じがたいような事故や、昨日の判決にもあったようなあおり運転による事故など、話題になりやすい衝撃的な事件・事故が相次いでいるためでもあるでしょうし、ドライブレコーダーの普及による異常運転や事故映像データの増加もそう感じる原因かもしれません。交通事故自体は随分と減少しており、警察庁の統計データでも、事故件数は平成16年の95万件から令和3年の30万件へ、交通事故死者数では昭和45年の1万6千人超から令和3年の2600人程まで、若干の増減はありますが、一貫して大幅な減少傾向が認められます。この数字を見る限り、道路は以前に比べたら格段に安全になったと言って差し支えないでしょう。にも関わらずかつてより危なっかしく感じるのは、やはり報道によるバイアスが掛かってしまっているのだろうとは思います。まあそれはそれで、危機感を覚えることで安全への意識付けが可能になると思えばそう悪いことでもなさそうですし、それで事故が更に減るのであればむしろガンガン事故情報を露出させて、交通マナーの改善と事故のさらなる削減を実現して欲しいところです。
一方で、昨日のあおり運転で懲役10年の判決となった28歳の男性が、とある報道では日頃から速度超過・危険運転の常習犯であったとも言われてますし、運転技術が危うくなった高齢者と合わせて、そもそもハンドルを握らせてはいけないヒトが運転免許を持っているという状況をどう改善するか、警察庁にはなにか見解がないものかと思います。特にあおり運転で人を殺すような輩はそもそも免許を持たせてはいけないでしょうに、そんな危険人物を事前に排除できない免許資格制度の欠陥は、なんとかならないものでしょうか。ハインリッヒの法則がそのまま適用できるとも思えませんが、あおり運転殺人の背景には、29人の人殺し予備軍と300人の危なっかしい輩がいたりするのやもしれません。それらを適切にあぶり出し、危険な輩には運転を認めない、危なっかしい人間には、普通より更に徹底した教育・矯正を施す等、具体的に実現する現実的な方法を、警察庁にはぜひ考え出してもらいたいものです。