かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

葬式にお金をかけるなど馬鹿馬鹿しい限りですが、式を抜きにしてもまだお金がかかりすぎなんじゃないかと思わずにはいられません。

2023-09-06 19:46:09 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は25.5℃、昼の最高気温は29.7℃、今朝の五條市の最低気温は23.4℃、昼の最高気温は28.8℃でした。ついに昼の最高気温が30℃を割り込みましたね。明日以降またぐっと上がってくるようですが、とりあえず今日は朝から曇りで一日そんな空模様かと思いきや、昼ごろからザアザア降ってきて、その後は降ったり止んだりの天気でした。そのためか昨夜はそこそこ寝苦しかったものの夕方以降の気候は少し寒いかもと思えるほどに冷えてきて、湿度高めなほかは快適に過ごせるようになっています。このところ夜寝苦しい日が続いている感じなので、今夜はゆっくり寝られそうで何よりです。台風も大きく東に逸れて行ってこちらへは雨以外大した影響もなさそうですし、週末から来週頭にかけてやってきそうなつぎの台風候補は吸収の方へ行きそうですし、暫くは安心していられそうな感じです。

 さて、厚生労働省によると、2021年度に、生活困窮者が亡くなった際の火葬費用などのために支給される葬祭扶助費の総額が初めて100億円を超え、103億9867万円、ほぼ104億円支給されたとのことです。件数にして4万8789件の申請があり、8205件と飛び抜けて多い東京都を始め、大阪市、横浜市、名古屋市などの大都市圏で多くの申請がなされています。葬祭扶助費は、遺族が困窮していたり身寄りのない故人が総裁費用を残していなかったりした場合に、遺族、親族、家主、民生委員などといった人たちが葬儀を行う際に自治体に申請すると支給されるお金です。支給額自体はこれまでずっと右肩上がりで増え続けていましたが、2000年代に入って急激に増加、2021年度は2001年度の2.8倍に達しているそうです。原因の一つが65歳以上の独居老人の増加で、2000年の約303万人から2020年には約672万人と倍増しています。それでも離れたところに血縁者がいればまだしも、身寄りがなかったり、血縁者が困窮していて葬儀費用などとても払えない、というような事例が増えています。横浜市や大阪市は故人の身元を特定して、親族に葬儀の施行や遺骨引き取りの意向を確認していますが、断られる場合が多く、今後ますます扶助費の増大は続くだろうと観られています。

 冠婚葬祭は欠かせないと言われていたのは遠い昔の話で、今やその手の費用負担は極力減らそうというのが主流になりつつあります。いくらブライダル補助金を出してみたところで業界を救うことはもはや難しいでしょう。岸田首相が総理就任当初に掲げていた所得倍増が実現していればひょっとして葬式も生き残ったかもしれませんが、そろそろ死体処理の法律を変えるなりして安上がりに片付けられるようにしないといけないんじゃないでしょうか?

コメント
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