今朝の奈良市の最低気温は23.5℃、昼の最高気温は33.7℃、五條市の今朝の最低気温は21.4℃、昼の最高気温は33.6℃でした。今日は機能とはうって変わり、よく晴れて暑くなりました。ただ、日が暮れてからは割りと速やかに気温が下がり過ごしやすくなっています。それに、今朝5時過ぎに目が覚めましたが、まだ外が暗かったので3時か4時位かと思い込み、時計を見たときには驚きました。夕方も日が陰るのが早くなって、18時を回ると途端に辺りの薄暗さが増してきます。昼間は相変わらずですが、少なくとも少しずつ季節が進んでいるのは間違いありません。
それはそれとしてもいつまでも暑いのもまた確かです。すでに9月も2/3に達しようとしていますが、日中が未だに真夏並みの気温というのは流石に異例過ぎる気がします。しかし、この傾向はまだまだ続くようです。今日発表された12−2月の冬季予報では、関東から西が全域真っ赤に染まっています。しかも、平年に比べて曇や雪少なめ、晴れ間多めとあって、かなりの暖冬になる模様です。その原因はエルニーニョ現象と「正のインド洋ダイポールモード現象」によって偏西風が日本付近で北寄りに蛇行して進むと考えられるためで、冷たい大陸からの冬将軍の進軍を鈍らせてしまうようです。ところで、インド洋ダイポールモード現象ってなに? と思ってググってみましたら、インド洋熱帯域の海面水温が南東部で平常より低く西部で平常より高くなる現象が正、南東部で高くなり西部で低くなるのが負の、ダイポールモード現象なのだそうです。エルニーニョといいインド洋のこれと言い、日本からは遠く離れたところで起きる海洋現象が我が国の夏や冬のあり方に巨大な影響をもたらすというのは、気持ち的にはなんとも迷惑な話です。しかし、せっかく去年無理してスタッドレスタイヤを購入したのに今年はひょっとしたらあまり活躍しそうにないかも、というのは少なからず凹みます。まあ昨冬の厳寒期に安心して走ることができたのは大きなメリットではありましたが、いつまでも寒くならないというのはなんとも困ったものです。日常生活でも、ストーブの燃料は節約できそうですが野菜の出来には大きく影響しそうですし、ある程度寒くなってくれないと来年の果物生産にも厄介な問題を引き起こしそうです。