今朝の奈良市の最低気温は24.3℃、昼の最高気温は32℃、五條市の今朝の最低気温は22.1℃、昼の最高気温は30.2℃でした。今日は1日くもり空で、時折日差しはありましたがほぼ曇ったままでした。雨はいつ降り出すのかと思って時々気象庁サイトの雨雲レーダーを観てましたが、朝のうち、日本海にあった前線の雲がだんだん南下してきてはおりましたがその歩みはごくゆっくりで、これは夜にならないと降らないなと判断して帰宅しましたら、20時前に空がやけにピカピカ光るなと思ってまもなく、ざあーっとややキツめの雨が降ってきました。その後ゴロゴロと唸るような雷鳴も聞こえてきましたが、雨の降り方としてはまだおとなしい普通の振り方のように感じます。奈良市の方では建物を震わせるような強烈な落雷を伴ってガンガン降っているみたいですから、結構地域差はあるようですし、こちらでもこれからひょっとしたらそういう降り方もあるのかもしれません。この雨をもたらす前線の北側は冷たい秋の空気、南側が夏の空気で、明日にかけて前線が南下し、こちらも秋の領域に取り込まれるようです。長らく暑さに耐えて来ましたが、ようやく一息つけそうですね。
さて、ジャニーズ事務所社長ジュリー氏が事件発覚後も代表取締役にしがみついていた理由が、週刊文春の取材で明らかになったそうです。いわく、「ジャニーズ事務所が「事業承継税制」の特例措置で税優遇を受けるためだった」とのこと。文春の記事内容を鵜呑みにすると、ジャニー氏没後の相続税は約860億円と推計できるそうですが、これをジュリー氏は「事業承継税制」の特例措置を利用して「一切支払っていない」との事でした。ただこの特例措置には課題があって、ジャニー氏没後の相続税申告期限である2020年5月から5年間、後継者として事業を継続し代表取締役を務める必要があることや、5年後も株を保持し続ける必要があるとのことです。故にジュリー氏は代表取締役の座に留まり続けており、文春が取材された国税庁関係者は、「被害者やファンを馬鹿にした話」と憤っているのだとか。
一芸能事務所の顛末など個人的には非常にどうでもいい話であって、その関係者らがどうなろうが知ったことではないのですが、この文春の記事はちとおかしいと感じました。なんとなれば税法上は全く持って合法的な内容であり、国税庁もちゃんと相続時にこれを認めているわけで、文春が噛みつくのはお門違いというものです。しかもこの国税庁関係者に至っては自分たちがその方法を決めておいてなに訳のわからないことを言っているのか、と問い詰めてやりたくなる暴言に聞こえます。このような形で節税が可能である以上、文春が噛みつくべきはジャニーズ事務所をこの税制の対象とした税務署やそんな欠陥税制を放置した国税庁・政権にあるべきでしょう。節税のために社長の椅子にしがみついて一体何が悪いのか、私にはさっぱり理解できません。