かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

和歌山のトンネル手抜き工事、地方の土木業の現場能力が著しく劣化してもはやどうしようもないのかもしれません

2023-09-09 21:25:40 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は21.3℃、昼の最高気温は32.3℃、今朝の五條市の最低気温は20.3℃、昼の最高気温は31.4℃でした。昨夜は風呂で半身浴中に生じた眠気に抗えず、2時間弱湯船に浸かりながら意識が落ちてしまいました。その後一時的に睡眠欲を充足した状態で果たして寝られるだろうかと疑問に思いながら床につきましたが、思いの外速やかに寝てしまい、その後目が覚めること無く外が明るくなったのを覚えて目が覚めました。多分6時頃、ひょっとしたら5時すぎくらいかも、とか思っていたのですが、時計を見てびっくり。なんと、9時15分になっていました。風呂の熟睡を含めると10時間以上寝てしまったことになります。ここ数年ではまずなかったくらいの眠り具合でしたが、それだけ疲れがたまり睡眠が不足がちだったのかもしれません。しかも起きてからもどうも頭がはっきりせず、昼食後にウトウト昼寝してしまったりもしましたし、夏から秋に季節が移り変わる季節の変わり目にあって、体の方も色々変調をきたしているみたいです。なるべく睡眠時間を取って、できれば運動するなどして体調を整えたいところです。

 さて、紀伊半島の最南端、那智勝浦町と串本町を結ぶために建設中の「八郎山トンネル」というところで、天井部分のコンクリート打設部分に空洞が見つかり、調べてみたところ厚さ30センチのコンクリが必要な部分で、最薄3センチ足らずという箇所が次々発見され、コンクリ不足の場所が少なくともトンネルの8割にのぼるという状態だったことがわかりました。そこで専門家らが現地調査をしましたら、工事事業者側に測量記録が殆ど残っていないことが発覚したとのことでした。工事を監督する和歌山県県土整備部では、「現場の管理がされていないことに正直に驚きを隠せない。非常に遺憾」とコメントし、年内にも補修工事等今後の方針を決めたいとしています。自民党の重鎮二階衆院議員、世耕参議院議員のお膝元たる和歌山県での手抜き工事発覚、なんとも驚かされる自体ですが、長引く不況で建築・土木関係の体力が失われ、現場の技術力や管理能力が激減していることや、人手不足、公共工事が競争入札で旨味が減りコストを掛けられなくなっていること、などなどの事情もありそうです。また、和歌山県の人事はどうなっているのか知りませんが、一般的には公務員は3年くらいで人事異動しますから、工事の担当者もどんどん違う人になって現場知らずの無責任状態になっていったのやもしれません。それでもなんとかなった豊かな時代はすでに遠くに過ぎ去った以上、新しいやり方が必要とされるはずなのですが、果たして政府与党がやろうとしているような移民推進で果たして解決できるのかどうか、難しい話になるんじゃないかという気がしてなりません。

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