今朝の奈良市の最低気温は22.5℃、昼の最高気温は28.9℃、今朝の五條市の最低気温は21℃、昼の最高気温は27.8℃でした。2日続けて昼の最高気温が30℃を割り込むとは、随分気候も急変したものです。今日は朝のうちは割とよく晴れていましたのでまた暑くなるのかと思っていましたが、存外に空気は冷たく、昼頃には曇ってきてまた一雨ありました。その後はほとんど日が出ること無く夜を迎え、窓から流れ込んでくる夜風がやもすると寒いと感じるほどになっています。これも台風が南にあるために台風に向けて北の方から秋の空気が流れ込んで来ているためで、台風が関東方面に行ってしまえばまた夏が戻ってくるのでしょう。ただ、気象庁、日本気象協会とも奈良県のここ1−2週間の予想最高気温は34℃と、今後は体温気温がやってくる可能性は低くなる見込みです。夜もぐっと過ごしやすくなって寝苦しい蒸し暑さとは無縁になってくることでしょう。まだまだ秋と言うには程遠い状況ではありますが、確実に季節は動き出しているようです。
さて、一昨日の5日の午前1時頃、山陽自動車道の兵庫県赤穂市にある尼子山トンネル内で突然大型トラックが発火、後続車9台が次々と衝突炎上、更にトンネル内で立ち往生となった20台以上の車も次々と燃え上がりスクラップになった大事故で、難航を極めた消火活動がようやく功を奏し、火災40時間経って鎮火しました。トンネルは長さ600mで排気設備などはなく、トラックは入り口から400mのところで炎上したとのことで、さほど大きくないトンネルでも一度何かあれば大変な危険に見舞われるという事がよく分かる事故となりました。巻き込まれて車を焼損した人たちには本当にお気の毒と言うしかない有様ですが、幸いにして死者は無かったのがせめてもの救いだったと思います。ただ、トンネル内は高熱にさらされコンクリートが劣化破損、照明も破壊され、その復旧には相当な時日が必要とされるようです。しばらく山陽道は使い物にならないということですね。
それにしても気になるのはそもそもなぜトラックが火を吹いたのか、です。走行中突然バーンと大きな音を立てたと思ったら火を吹いたという証言がありましたが、一体何がどうなったら車が火を吹いたりするのか、私にはよくわかりませんが、検索して観る限り、整備不良が主原因になることが多い模様です。時折、F1マシンかと突っ込みたくなるほどタイヤがツルツルのトラックが走っているのを見かけますが、それ以外の部分も整備点検をないがしろにしているとこういった事故に繋がりやすくなる模様です。今回の事故の原因はまだ不明ですが、そんな突然火を吹きかねない危険なトラックが道路を走っているとすれば、とにかく汚れていたりボロボロだったりするトラックを見かけたら、まずは極力近寄らずに、何があっても慌てたりしないよう気を張って運転するようにしないといけないようです。