今朝の奈良市の最低気温は20.5℃、昼の最高気温は30.7℃、五條市の今朝の最低気温は16.7℃、昼の最高気温は30.9℃でした。今日は昨日にましてよく晴れました。気温も30℃を超えましたが、まだ過ごしやすい感じはあります。もっとも、水木金と気温が上がって昼間はまた真夏並みになるそうで、しかも蒸し暑くなると言いますから注意が必要です。ただ、秋分の日も過ぎて夜になるのが明らかに早くなりました。ついこの間まで19時すぎまで明るかったのに、今や18時を過ぎるともう暗くなってきているのがわかります。日が暮れてからの気温の低下も早いですし、今週を乗り切れば夏も今度こそ終わりでしょう。
さて、岸田総理が、物価高などに対応するための経済対策の一つとして、いわゆる年収の壁と言われる106万円、130万円の年収に対して、社員100人超の企業で働くパートに社会保険料の支払い義務が生じる106万円については、事業者へ一人最大50万円の支援制度を、扶養から外れて社会保険料の支払い義務が生じる130万円のパート労働者については、連続して2年までなら扶養にとどまれるという制度にするという話をされました。まあ相変わらず何が言いたいのかよくわからないですし、やりかたがいかにも小口でせこいというか本気で課題を解決しようという気があるのか不明な話です。第一、国民そのものへではなく、社会保険料を負担せねばならない企業向けの支援制度ですし。今どき106万円とか130万円とかの金額で線引しているのも意味不明ですし、制度自体ややこしいのに更に輪をかけて複雑怪奇にして一体どうしたいんでしょう? このあたりの場当たり感というかピンボケの小出し感がいかにもな感じですが、具体策を考えたのは厚生労働省なのでしょうし、厚労省にこの程度の案出しさせて唯々諾々と受け入れる総理・政府の経済対策への本気度は、やはり疑うよりないというところなのでしょう。今こそ官僚にはできない決断を政治家が行って国民のためになる制度にするべく汗をかくべきなのでしょうが、岸田総理にそんな努力を求めるのはもはや間違っているということなのかもしれません。今この危機においてそんなトップを据えざるを得ないというのは、まことにもって残念至極なことです。