奈良市の今朝の最低気温は15.8℃、昼の最高気温は17.8℃、五條市の今朝の最低気温は14.2℃、昼の最高気温は16.9℃でした。今日は未明から雨が降り出し、日中はずっと降り続いていました。私が気がついたのは窓の向こう側から雨音が聞こえた朝5時の事でしたが、この雨音で目が醒めたのかもしれません。この雨は日没頃にもまだしつこく降り続いており、今夜半頃までは断続的に降る見込みです。明日はだんだん天候が回復しますが秋晴れとは行かず、晴れたり曇ったりとなる見込みで、気温も振るわず、最高気温は今日と同じかやや低い位のひんやりした一日になるという予報が出ています。急に気温が下がってくるので、風邪など引かないように気をつけねばなりません。
さて、今年は台風が異様に少ない年だったとのことです。気象庁の発表によると、平年で1月から10月までの間に22個程度発生する台風が今年は16個しかなく、更に台風最盛期であるはずの9月は平年の5個に対してわずか2個と、1951年の統計開始以来1951年、1973年、1983年と並ぶ最小発生にとどまり、またシーズンである9月10月の2ヶ月では4個で、これまで最小だった2018年の5個を下回る歴代トップの少なさを記録しました。台風の上陸数も平年3個のところが1個と非常に少なくなっています。気象庁は、9月に発生が少なかった原因については、太平洋高気圧の南西方向への張り出しが強く、台風発生ポイントのフィリピン東海域に西からのモンスーンの風が流れ込みにくくなり、台風の渦が形成されにくくなったのが一因と見ています。ただこの状況は9月下旬には解消されたため、続く10月が少なかった原因は、これから詳細に分析を進めるとしています。
今年は5月から台風が接近してきて、2号など900ヘクトパスカルまで中心気圧が下がり、このまま列島に突入してきたら一体どうなることかとハラハラしながら毎日進路予報を見ていましたが、結局南方海上を駆け抜けて行ったので本土には影響がありませんでした。その後7、8月と台風が多くて、小さいながらも近隣に3つも台風が現れることもあり、5月の件もあって今年の秋は一体どうなることかと戦々恐々としていたのですが、いざ蓋を開けてみれば史上最少の発生とはなんとも拍子抜けの話でした。もっとも今年はついこの間まで夏日を観測するなどとにかく異様に暑い期間が長かったですし、その辺りのことも影響していたりしないのだろうか? と素人ながらに思いました。気象庁の解析で明確にその原因が判明することを期待しています。