奈良市の今朝の最低気温は3.3℃、昼の最高気温は12.9℃、五條市の今朝の最低気温は0.7℃、昼の最高気温は14.1℃でした。今日は朝のうちだけ日差しがあり、その後は偶に薄日が差す他はほぼ曇り、夕方日没前からパラパラと雨が降り出し、日没後は本格的に降ってきました。雨は強弱つけながらしばらく降り続いていましたが、20時前には止みました。ひょっとしたら今夜は更に降ってくるかもしれませんが、峠は越えたと見て良さそうです。明日は晴れてまた暖かくなる予報ですが、雨の後気温が上がるのがどうにも不思議です。寒くなってくるのは明後日からという予報ですが、どういうわけか気象の解説を聞いてみたいです。
さて、熊本市内の片側2車線の道路の交差点で、左折で交差点に侵入してきた軽自動車が何を間違えたのか大きく曲がりすぎて本来進むべき道路の更に奥側まで走ってしまい、逆走。車と車の間をすり抜けるように走った末に衝突してようやく止まりました。運転していたのは69歳の男性で、なんと、この事故を起こす前に、その日の朝、電柱に車をぶつけて左側のサイドミラーを破損するという事故を起こしており、その後、ミラー修理のために移動中サイドの事故を起こしたとのことでした。このニュースを見て最初に思ったのは、まだ69歳という、今の日本なら十分若くて元気な年齢のお年寄りと思えるのに、それでも逆走事故を起こすのか、と驚きました。運転手の高齢男性は、駆けつけた警察に体調不良で薬を飲んだのが事故の原因か?と語っていたそうですが、何の薬を飲んでいたのでしょうね? 自分もいわば薬漬けの状態ですし、気をつけねばと気持ちが引き締まりました。
しかしこの手の事故はもはや高齢者がハンドルを握って運転している以上避けられないでしょう。都会と違って田舎は車がないとそもそも移動できませんし、買い物や医者通い等日常生活ができないところも多いです。いくら免許返上を訴えてみても生活できなければ無理でも乗るよりなく、乗る以上は事故を起こす危険度が跳ね上がらざるを得ないというジレンマがあります。年寄りがどんどん増える一方の我が国において、重要なインフラに老人向けの最適化がなされていませんが、そんな対策の遅れがこれらの事故を誘発しているのでしょう。これをどうにかするには、もっと年寄りの視力や反射神経、判断能力等を精査した上で、その衰えた能力でも安全に運転運行可能な自動車の開発や逆走などのミスの発生を妨げるような道路環境の整備が必要でしょうし、更には完全自動運転を実現して高齢者からハンドルを奪わないまず防げないと感じます。