奈良市の今朝の最低気温は12.5℃、昼の最高気温は16.9℃、五條市の今朝の最低気温は11.4℃、昼の最高気温は15.7℃でした。今日は昨日の雨が上がり天候回復かと思いきや、1日分厚い雲に空が覆われ、昼時に一瞬だけ日差しがあったほかはずっと曇ったままでした。今日は年に1度の休日出勤の日でしたが、外に出た瞬間思わず寒っと震えてしまうほど空気が冷たく、厚着をしていて正解でした。しかも気温は夜になって更にぐんぐん下がり続け、奈良市、五條市とも10℃を割り込んできました。明朝の最低気温は奈良市9℃の予報ですが、本当に9℃位で収まるのか心配です。
さて、今日はそんなわけで通常勤務で仕事に行っていたこともあり、第36期竜王戦七番勝負第4局の結末をリアルタイムで観ることが出来ませんでした。こればかりはしょうがないので後から追っかけで見てみましたが、鬼のような強さというのはこういうのを言うのでしょうね。藤井竜王が情け容赦ない正確無比の差し回しで、竜王戦5組から勝ち上がって挑戦者となった話題の伊藤4段を一蹴、4タテで3期防衛を果たしました。これで藤井竜王はタイトル戦19連勝となり、大山康晴十五世名人の記録に並びました。後どれだけ勝ち続けるのか、デビュー戦29連勝の時もそうでしたが、とても敗ける日が来るのが想像できない、一体どのタイトルせよ、失陥する日が本当に来るのか本気で疑わしくなるような勝ちっぷりでした。大体ラスト37手詰めなんて解けるものなんでしょうか? 詰将棋と判っていれば、要するに連続王手を掛け続ければ必ず詰む答えがあるわけですから、得意な人ならそれほど苦労せず解けたりするのでしょう。でもこれは相手がいる棋戦の最中のこと、詰むやつ混ざるやを争う中で、手駒を全て吐き出して勝ちとなるまさに詰将棋の問題そのものに今目の前の局面が至っていることを読み切るなど、およそ人間技ではないような気がします。そんな藤井竜王・名人ですが、どうせなら日本将棋連盟会長となられた羽生九段が勝ってタイトル100期達成というシーンが欲しい気がします。他の現役棋士が勝ち切る想像がもはやつかないですし、次世代が上がってくるまで藤井1強時代が続いてはせっかくの将棋ブームも勢いが衰えてしまうやもしれません。歴代最強レジェンドによる奪還劇、是非観てみたいものです。