奈良市の今朝の最低気温は2.2℃、昼の最高気温は14℃、五條市の今朝の最低気温は−1℃、昼の最高気温は14.8℃でした。今朝は強烈に冷え込みましたが、昼間はほぼ一日よく晴れて、そこそこ気温も上がり、日向ではポカポカ陽気でした。明日は、昨日まで曇り時々晴れの予報でしたが、今日見ると曇のち雨という内容に変化しています。雨は夕方以降に降って来る見込みですが、少しは晴れると期待していたこの身としては少々納得し難い予報です。とりあえず雨が降り出すのがこれ以上早くならないように期待して、明日は日中のうちに色々やっておきたい戸外での作業を片付けるといたしましょう。
さて、今日はそんな好天気の下、一般公開を行っていた、独立行政法人海技教育機構所属の練習用帆船「日本丸」の見学に、名古屋港ガーデンふ頭に行ってきました。1984年完成した帆船で、総トン数2891t(国際総トン数)、全長110m、幅13.8m、3本マストの立派な帆船です。ただ、これに最大人員190人、実習生定員120人が乗って遠洋航海するというのを聞き、人数の割に船体が小さいように感じました。直ぐ側で常設展示されている南極観測船ふじは、全長100m全幅22mで200人乗りですが、一般船員は昔の夜行列車の3段B寝台より狭いんじゃないかというような3段ベット群に詰め込まれていました。ふじの場合は南極探検のための雪上車やヘリコプターを搭載しているうえ、砕氷設備もある特殊船なので一概には比較できるものではないでしょうが、日本丸は女子実習生も乗り込むための設備も施されているとのことで、その人数の居住空間を満足できるレベルで確保できているのか、ますますその居住環境の様子が気にかかるところです。ただ、随所で案内に立っていた男子・女子の実習生は皆初々しくも凛々しさもあり、サービス精神旺盛で受け答えもしっかりしていて、見事な教育成果を発揮されていました。
それにしても独立行政法人海技教育機構というのは、かつて存在した東京商船大学や神戸商船大学といった教育・研究機関となにか関係がある組織なのでしょうか? 東京商船大は東京海洋大学となり、神戸商船大は廃止されて今はありませんが、東京海洋大では帆船実習は日本丸、海王丸で行うようですし、何らかの交流なり役割分担なりがあるのかもしれませんね。