奈良市の今朝の最低気温は10.4℃、昼の最高気温は16.8℃、五條市の今朝の最低気温は8.8℃、昼の最高気温は14.7℃でした。今日は雲が多い晴れ、という感じで日中推移していましたが、夕方近くになっていきなり本格的な雨が降ってきました。雨は17時半頃には止みましたが、雨と予測していなかったために、随分と驚かされました。明日、明後日も曇り時々晴れで、今日と同じような天気になる見込みです。また雨が降るのかどうか、明日は仕事で奈良市まで走らないといけないので、天候の変化が気になります。
さて、文部科学省が実施した2022年度学校保健統計調査の結果が取りまとめられ、今日公表されました。調査対象は満5歳から17歳まで、発育状況は69万5600人、健康状態については322万411人を調査対象としています。その内容によると、裸眼視力が1.0未満の小中高生は過去最多で、小学生37.9%、中学生61.2%、高校生71.6%で、年齢が上がるほど多くなり、高校生では7割越えという結果になりました。また、肥満度20%以上の肥満傾向な児童は、男女とも小学校高学年が最も高く特に8歳以降の男子は全体の1割以上が肥満傾向を示したとのことです。
ただこの傾向は日本特有のものではなく世界的なもので、特にアジア人は近視になりやすいのだとか。その原因の一つは遺伝にあり、日本人は近視になりやすい遺伝子を7割のヒトが持つほどですが、更に最近のスマホなどの普及が目に与える負担が大きいなどの環境要因が近視傾向を高めています。改善するには、「近くを見ないで遠くを見る」機会を増やす他ないようで、戸外での活動を増やすよう眼科の医師は訴えておられるようです。
それにしても、タブレットの導入など電子デバイスを積極的に教育現場に持ち込み子どもたちの目に過剰な負担をかけたのは文科省ですが、一方でこんな調査をして、子どもたちの目をどうしようというのでしょう? せっかく調査結果が出てもそれを活かせないのであれば文科省の存在意義が問われるというものだと思うのですが。
ところで私も随分長い間メガネ生活ですが、悪化したのは高校生の時、初代ファミコンを購入して遊びだしてからでした。それまでは裸眼視力1.5だったのにみるみる衰え、メガネ必須になってしまいましたが、年を取って遠視になって遠くが見えやすくなるのかと思ったらそういうことはなく、近視がますます進んでいるのが感じられます。若い頃目を痛めつけすぎた結果なのか、仕事を始めた頃から触っているパソコンのせいなのか、ここ数年で普通に使うようになったスマホのせいなのか、多分その全部じゃないかと思いますが、今の子は生まれたときから電子デバイスに溢れた環境ですし、目の疲れ方は私の子供の頃とは比較にならないほどきついのだろうと思います。私としては、できるだけ早く、失明などになる前に目の代わりができる電子デバイスが開発されて欲しいですが、オーベルシュタインの光コンピューター内蔵義眼は目を入れ替えなければならないのが痛そうなので、できればもう少しマイルドに装着できるデバイスが欲しいです。