かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

奨励会未経験なプロ棋士は史上初、とは素晴らしい話だと思いましたが、古い棋士の中にはプロだけど奨励会出身じゃない人もいたんじゃないかなと思いました。

2023-02-13 19:57:35 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は8.4℃、昼の最高気温は9.8℃、五條市の今朝の最低気温は7.1℃、昼の最高気温は8.9℃でした。今朝はやたら生暖かく、冬に入ってから朝初めてストーブに火入れすること無く起床して着替えをしましたが、昼間はほとんど気温が上がることはなく、朝から晩までしとしとと梅雨のように降り続く雨に終始した一日でした。明日には天候が回復して来る予報ですが、気温は変わらず振るわず、週末まで冬の気温に逆戻りする予定です。特に朝の冷え込みはきつくなりそうなので、寝るときは温かくして寝ることを心がける必要がありそうです。

 さて、藤井5冠が席巻するプロ将棋で、初めての快挙が成し遂げられたとのニュースがありました。岩手県出身の29歳の男性が、棋士養成機関「奨励会」に入らずにプロ編入試験に挑戦、プロ相手の5番勝負の第4局で3勝1敗の成績を上げ、見事プロ棋士になることができました。これまで、「奨励会」に入りながら3段の壁を破れず、年齢制限で一旦は退会した人が改めて編入試験を受け、プロになった人はいましたが、そもそも「奨励会」で切磋琢磨すること無くいきなりプロに慣れたというヒトは、史上初めてなのだそうです。また、岩手県出身のプロ棋士も、史上初めてなのだとか。もちろん当人は将棋が強く、大学在学中にアマ名人になるなど立派な成績も残しています。とは言え、それだけの棋才を持つヒトが、プロの師匠もなく、養成機関での培養もなくプロにまで成るというのは、単に強いアマチュアだったという以上の何かがあったのでしょう。また、最近の将棋解析ソフトの影響もあったのかもしれません。いずれにしても夢が叶ったことは素晴らしいことで、惜しみない称賛を送りたいと思います。
 ところでこのニュース、「奨励会経験なしのプロ棋士誕生は初めて」というタイトルはさすがに言い過ぎなような気がします。奨励会の歴史は日本将棋連盟のHPによると1928年からだそうですが、同じく日本将棋連盟のHPでは実力制名人初代である木村14世名人が四段に昇段したのは1920年だそうで、明らかに奨励会出身ではないように思うのですが。

 

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昨日から今日にかけて発熱し、まさかコロナか?! と驚きましたがどうやらそうではなかったみたいです。

2023-02-12 19:51:56 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は2.9℃、昼の最高気温は17.6℃、五條市の今朝の最低気温は0.8℃、昼の最高気温は16.2℃でした。今日は暖かくなるとの予報でしたが、朝から1日よく晴れて、まさに春爛漫な気候となりました。日中は暖房無しでも全く問題ありませんでしたし、早く毎日がこれくらいの気候になって欲しいものです。もっとも、残念ながら明日の雨を境に世間はバレンタイン寒波で真冬に逆戻り、次に暖かくなるのは来週末になるようで、まだまだ寒さからは逃れられそうにありません。

 さて、昨日は昼食後くらいから妙に寒気を覚え、結構外は暖かくなったのに家の中でストーブを焚いてたりしていたのですが、夕方頃には足先から背中にかけて連続的に強いゾクゾク感を伴う寒気に囚われ、やがて頭痛もしてくるに及んで、これは発熱していると気づきました。そこで体温計を探してきて図ってみると、37.2℃と微熱よりは少し高めな体温が観測され、まさかついに自分も新型コロナを患ってしまったか?! と一時は騒然としたのですが、結局体温はそれ以上になることはないまま推移し、今朝方までは震えこそ無いもののまだ37℃を記録していたのですが、昼前にはすっかりマシになり、平熱に戻ったので、どうやらコロナではない、と安堵いたしました。では原因はというと今ひとつはっきりしませんが、昨日の暖かさで花粉が盛大に飛んだはずの中を、洗濯物を干し、取り入れるときに面倒でマスク無しで出入りしたのが不味かったんではないかと結論づけました。花粉症がひどくなると全身の倦怠感や発疹、発熱などが出てくるのですが、多分その影響だろうと思われます。一応花粉症薬も飲んでいることもあって油断してました。そこで今日はせっかくの天気でしたが家に閉じこもり、静養に努めて体調回復となりましたが、この季節は本当に油断できないです。
 

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来月新型コロナ対策のマスクを外すことになるようですが、花粉症患者のために5月連休くらいまで延期してくれたら良かったのにと思わないでもないです。

2023-02-11 20:51:30 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は5.2℃、昼の最高気温は13.6℃、五條市の今朝の最低気温は3.6℃、昼の最高気温は12.5℃でした。今日は早朝は曇っていましたが、その後は雲が流れていって、午前の早い時間から青空が広がりました。風邪もほとんど無く、穏やかな冬晴れの一日で、気温もかなり上がりました。明日は更に暖かく春の到来を意識させられる一日になりそうです。まあ寒くて震えるよりはありがたい話ですが、その後またぐっと冷え込んでくるので、油断は禁物です。

 さて、新型コロナウイルス対策として推奨されてきたマスク着用が、この3月13日に事実上解禁、岸田総理曰く、「卒業式はお互いの笑顔を見ながら参加してほしい」とのことですが、どうも余計なお世話な気もしないでもありません。特に政府の基本的対処方針で、児童らは卒業式にマスクを着けずに出席することが基本とするのはやりすぎではないでしょうか? 「着脱を無理強いすることがないよう求めたい」とも語っておられますが、そんなどっちつかずの話が国民にしっかり浸透しうるのか、現場に責任丸投げという批判もあるでしょうに。少なくとも、3月13日以降新型コロナが再び猛威を奮って患者続出死者量産病院パンクといったようなことにならないように、細心の注意を払ってそれを未然に防ぐ体制くらいは、今のうちに取っておいて欲しいですし、その万全の準備を国民に向けて宣言し、大丈夫だから安心してね、と岸田首相の責任で発言されるべきではないかと思うのですが、今の所そのような話は聞こえてこないのも現場が困惑し不安視する原因でもあるでしょう。数カ月後、これがかろうじて命運を保っていた岸田内閣にとどめを刺した致死的な失敗だった、と言われるようになったとしても、自業自得で逍遥として受け入れて欲しいと思います。
 まあ何れにせよやってみなければ何が起こるかわからないところもあるでしょうし、いい機会と思って思い切ってマスクを外してみるのも良いのではないでしょうか? いくら口を濁そうと最終的な責任は岸田首相や厚生労働省に取っていただくことになるのでしょうから。見事成功して我が国から新型コロナの脅威を拭い去れたら良いですね。
 ちなみに私は、5月の連休までマスクを外す気はありません。これは花粉症のせいなのでコロナとは無関係なのですが、「外せ」と強要されないようにだけはお願いしたいですね。

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JR西日本で安全装置の設定ミスが発覚。ミスはいつでもどこでも誰にでも起こりうるものとは言え、福知山線事故を起こした会社がやらかしてはいけないミスのような気がします。

2023-02-10 20:08:18 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は2.1℃、昼の最高気温は9.2℃、五條市の今朝の最低気温は0.9℃、昼の最高気温は7.5℃でした。今日は朝から雨が降り、昼間一時上がったのですが、夕方以降再び降り出してきました。ただ、冷たい雨でしたが雪になるほど寒くはなく、当たり前ですが道を行く車は普段どおりに走っていました。しかし、夜になっても雨脚が鈍りませんが、明日は本当に晴れるんでしょうか? 一方関東では東京でも大雪警報が発令されるような雪乃天気になったそうですね。実際にはさいたま市では5センチとそこそこの積雪が記録されましたが、都区内は積雪なし、という結果に終わったとのこと。雪が積もるかどうかはその時の微妙な差異で明暗が分かれるので、気象関係者にとっては難しい判断となるのでしょう。それを加味した上で気象庁というお役所が少しやばめに予報して警戒を促すのはある意味当然ではあります。まずは特に大きな問題にならずに済んだことをお言祝ぎ申し上げましょう。

 さて、JR西日本が、機関車の安全装置であるATS(自動列車停止装置)の設定をミス、管内で走らせている電気機関車6、ディーゼル機関車5の計11両で、制限速度を大幅に超える速度でも作動しない状態で走らせ続けていた事が発覚したとのこと。今年1月中旬に奈良線の複線化工事で70キロに速度制限されているはずのATSの設定が100キロで作動するようになっていた機関車があったことからミスが発覚。調査してみたら11両に上ったという話です。結果的に事故には繋がらなかったとは言え、福知山線であれだけ悲惨な事故をやらかしたJR西日本が、安全運転の要たるATSの設定ミスに気づかないまましばらく営業運転を続けていたというのは、さすがにどうかと思います。航空機なら重大インシデントとして国交省に報告するレベルのミスではないかと思ったりもしましたが、そもそも様々な点検の際、ATSの設定を定期的に確認する作業などは日常的にやられていなかったのでしょうか? 定期点検項目に入っているのに見つけられなかったとしたら、随分おざなりな点検になっていたことを大いに反省してもらう必要があるでしょうし、項目に入っていなかったとしたらここは速やかにマニュアルを改定して、しっかり確認し記録しておくように業務体制を改めるべきでしょう。
 個人的に失敗の話に「たるんでいる」というような精神主義を持ち込みたくは無いのですが、この間の雪の長時間閉じ込め事件にせよ、少々組織がたるんでいるような気が致します。人死にが出るような重大事故に繋がらずに済んでいるこの幸運に恵まれた今のうちに、一度心機一転してミスを防ぐ仕組みや、ミスしても最悪の事態に繋げないための業務の見直しなどを進めるべきでしょう。

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公取委がスマホOSの寡占状態を問題視しているそうですが、大きなお世話だと思います。

2023-02-09 19:22:53 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は0.8℃、昼の最高気温は9.8℃、五條市の今朝の最低気温はー2.5℃、昼の最高気温は8.4℃でした。今日は朝のうちは曇り空でしたが、その後は快晴に移行し、一時雲が多い時間帯もありましたが、総じて良く晴れた冬晴れの一日でした。その割に気温が今ひとつ振るわないのは、明日にかけてやってくる寒波の影響もあるのでしょう。明日は朝から天気が崩れて一日寒々しい日になる模様ですが、それよりも来週のバレンタインデー寒波が強烈そうです。やはりまだ2月というところが見える一週間になるのでしょう。

 さて、公正取引委員会がスマートフォンのOSについて実態調査をおこない、その報告書を公表しました。本文は、157ページ、PDFで14MB超という大部の著作物ですが、概要版はパワーポイント風資料26ページで少し読みやすくなっています。
 それによると、スマホは今や消費者にとって必需品であり、スマホアプリの競争の実態把握は、競争環境を整備する観点からも非常に重要なので調査を実施したとのことで、国内市場はアップルとグーグルの2強による寡占状態にあり、競争が十分に行われていないと指摘しました。そのうえで、「競争制限的な行為が行われた場合には、独占禁止法の執行による違反行為の排除が有効」と述べつつ、「独占禁止法違反行為を未然に防止」、「問題となり得る行為の改善を促すような競争政策上の対応」で補完することが有効、との見解を示しています。
 公取委の見解は見解として、消費者はスマホ市場に「公正」な競争など望んでいるんでしょうか? 少なくとも私は、必需品であるからこそ、競争よりも安定を、冒険よりも安心を、画期的な取り組みよりも安全なシステムを求めたいと思います。そのためには、現状の寡占状態は悪くないと思いますし、そもそも1社独占ならともかく、2台巨頭がしのぎを削っており、いつでも乗り換えが可能な状態であるのですから、それで競争は成り立っていると思います。第一、どちらも海外の企業なのに公取委が物申して振り向いてくれるとはとても思えません。万一それで独禁法違反で告発してiOSでもアンドロイドでも、一時的にでも使えなくなるような自体になったら、それこそ暴動の一つも起きかねないんじゃないでしょうか。何でもかんでも競争に駆り立てればよいというものではなく、もはや社会インフラとして欠くことができない存在なればこそ、安全で安定した稼働こそが下手な競争による不安定感より求められるというものでしょう。
 そんなに競争原理を導入したいのなら、まずはNHKとそれを守る放送法にこそ提言を寄せてどうにかすべきではないでしょうか? 受信機を買っただけで受信料という謎システムを独占する権利を有するなど、明らかに競争阻害そのものではないかと思うのですが、公取委の見解を聞いてみたいものです。

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立民の憲法審議会拒否で、益々維新と立民が連携する意味が判らなくなってきました。

2023-02-08 19:27:41 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は4℃、昼の最高気温は10.3℃、五條市の今朝の最低気温は1.7℃、昼の最高気温は11.3℃でした。今日は気象協会の予報によると晴れだったはずですが、実際には1日どんよりと曇りが続く生憎の天気でした。雨が降らなかっただけマシですが、空を眺めていると出かけるには折り畳み傘必須と思えるくらいに今にも降り出しそうでした。明日は曇り時々晴で気温は低め、明後日は曇り時々雨か雪で気温はさらに低めとなる模様です。ちょっとここ数日暖かったりしていますので、寒さ慣れがリセットされているかも。防寒対策に余念ない1日となりそうです。

 さて、日本維新の会の馬場代表が、党の会合で連携相手の立憲民主党について、「またサボり癖が出てきているのではないか?」と揶揄するコメントを発しました。今日は衆院憲法審査会が開催される予定でしたが、立憲民主党は共産党とともにこれを欠席、そのココロは、「予算委が一段落してからやるべきだ」とのことだそうでした。党内で、「予算委に集中すべきなのに、なぜ憲法審だけ特別扱いするのか」との批判が相次いだとのことですが、実際は憲法審自体をやりたくないということなのではと邪推したくなるような理由づけに聞こえてしまう気がするのは、日頃の行いのためでしょうか? まあそれはともかく、維新もよくまあ改憲問題という政党の根幹に関わるような議題で正反対の立場を取る立憲民主党と組むというようなことをやったものです。呉越同舟どころではなく、敵の敵は味方、というわけでもなく、本当にただの水と油な関係だと思うのですが、所詮、野党第1党、そして政権奪取までの踏み台としか見ていないのかもしれませんね。それにしても組むと判断したからにはそれ相応のすり合わせをして落とし所を求めておく必要があるように思いますが、果たしてそれができるのか、甚だ疑問に思えます。

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岡山県の人魚のミイラ、正体が暴かれてもその価値は少しも損なわれないでしょう。

2023-02-07 20:10:28 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は5℃、昼の最高気温は12.3℃、五條市の今朝の最低気温は3.2℃、昼の最高気温は11.3℃でした。今日はおそらく明け方一雨ありましたが、日中はずっとくもり空で、稀に雨粒が1つくらい落ちてきたかも? という程度の降雨未満のものはありました。それが夜になって催してきたようで、20時現在、窓外から雨が降っている音が聞こえてきました。この雨をもたらす雲はさほど分厚くはなく、程なく雨はやむだろうと思います。明日はまた暖かな朝になりそうですが、明後日は一転冷え込みがきつい冬の1日になることでしょう。三寒四温、まだ春になるには幾つか寒い日も過ごさねばならぬようです。

 さて、岡山県西部の瀬戸内海沿いの町浅口市のやや内陸にある鴨方町に、人魚のミイラを安置している寺、櫻見山 圓珠院(天台宗)があります。この人魚のミイラ、伝承では江戸時代に瀬戸内海で捕獲された人魚とされていますが、魚に猿を接いで作ったのではないか、というような話もあり、不可思議な謎の存在でした。そこで、圓珠院の協力の下、倉敷芸術科学大学健康科学科で古生物学を研究する加藤敬史教授ら研究プロジェクトチームがこの人魚のミイラを分析、その正体が明らかになったとのことです。
 その正体とは、下半身は魚の胴体、上半身は猿などの動物ではなく、粘土などを用いて精巧に作られたものだったとのことでした。上半身にはフグの皮や粘土、漆喰、布などを組み合わせて下半身との継ぎ目部分がちょっと見ではわからないほどに作り込まれたものとのことで、永年の謎にようやく終止符が打たれました。人魚のミイラではなかったと判明はしましたが、圓珠院のご住職のお話によると、「『仏様が木を彫って作られたものに魂が宿っている』のと同様のことかなと思います」とのこと。なるほど、と納得のいく内容に感じました。ご住職は更に、「これからも守っていき、また信仰のひとつの対象でもありますので、保存のもと供養してあげたいと思う」とも話しておられました。江戸時代の類稀なる技術者による本物そっくりな工芸品とあれば、左甚五郎の木彫りのネズミのごとく、本当に魂が入るやもしれません。寺宝にふさわしい逸品であることは、今後とも間違い無いと思います。

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党首公選制論者を除名処分した共産党と、官民挙げた一大プロジェクトにとうとう白旗を上げた大企業と、課題はお互い割と似ていたりして

2023-02-06 20:03:51 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温はー1.3℃、昼の最高気温は11.4℃、五條市の今朝の最低気温はー3.8℃、昼の最高気温は12.3℃でした。今日もまた朝は厳しい冷え込み、昼は暖かくなりましたが、日差しは昼過ぎまでで、その後は薄く張り出してきた雲に空が覆われてしまいました。明日は遅くに雨が降るかも?(昨日は傘マークだった気象庁の天気予報が、曇に変わっていました)という感じですが、雲にすっかり覆われたせいか朝の冷え込みは随分と緩みそうです。

 さて、党首公選制を訴えた人を最も重い除名処分にした日本共産党のニュースと、ついに開発が中止になった三菱のスペースジェットの話と、なかなか興味深いものが2つも出てきましたが、どちらも、組織の硬直化や弱体化と見れば割とよく似ている部分があるかもしれません。
 共産党の方は、除名処分を受けた党員の提起した議論を「党内分派活動」と決めつけて党への敵対行為と断定、異論は許さずと切り捨てましたが、この決定はおそらく共産党の寿命を縮めたんじゃないかと個人的には思います。社会党がみるみるうちに衰退して泡沫政党化したのと同じように、近い将来共産党が著しく勢力減退もしくは消滅したとしたら、未来の歴史家はこの日を共産党滅亡のターニングポイントとして認定するんじゃないでしょうか。起死回生には若い世代を取り込んで組織の新陳代謝を活発にせねばならないでしょうが、この程度のことさえ「除名処分」というヒステリックな反応をして拒絶してしまう今の硬直化した老齢団体ぶりでは、そのような弾力的な動きは難しそうとしか思えません。
 一方三菱の方は、型式証明などろくに経験が無いにも関わらず自分たちだけでやろうとして、自ら袋小路に突っ込んでいったような感じがします。多分党首公選制を訴えた共産党党員のように、社内の開発担当者の誰かは、「このままでは無理、できない」とかなり早い段階で気づいていたりしたんではないでしょうか? そんな声を拾い上げる事ができなかったとしたなら、やはり組織の硬直化や社内の風通しの悪さに起因した失敗だったと言えるかもしれません。名門大企業のおごりがあったのか、人事がうまく行ってなかったのか。まあ国がお金を入れて開発促進を言い出したのが失敗の原因だったのかもしれませんね。

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私にはどうしてもまだ大阪の政党というイメージが拭えないのですが、日本維新の会が、野党第1党から政権奪取へと当面の目標を変更されたそうな。

2023-02-05 20:03:21 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は0.3℃、昼の最高気温は11.1℃、五條市の今朝の最低気温はー3℃、昼の最高気温は10.5℃でした。今日もまた昨日同様朝からよく晴れて、暖かくて過ごしやすい冬晴れの1日でした。体感的には昨日よりも暖かさが増し、まさに立春を過ぎて春近し、と実感するほどでしたが、数字の上では昨日のほうが朝の冷え込みはきついものの昼の気温は高いということで、どうも首をひねりたくなりました。まあ昨日よりは外で日を浴びる時間や十分に温まった車の中にいる時間が長かったせいもありそうですが、なんとも不思議な感じです。この好天気の春日和は明日までで、火曜日に一雨あった後は少しはっきりしない天気になるような週間予報が出ています。ただ、来週末は11日14℃、12日16℃と今週をはるかに凌駕する春日和となりそうな気温が予想されています。花粉も盛大に飛びそうですね。クワバラクワバラ。

 さて、日本維新の会が大阪市内で党大会を開催、活動方針として、今後3回以内の衆院選で政権を獲得するというなんとも壮大な内容のものを決めたとのことです。昨年3月の党大会では、統一地方選で地方議員を1.5倍増で600人以上、次期衆院選で野党第1党確保、との活動方針でしたが、そこからかなり踏み込んで天下取りを宣言するとは、随分大胆なことを言い出されたものです。国政進出から10年、梟雄橋下徹を党首に一時は石原慎太郎など錚々たる人々が名を連ねた有力野党ですが、それでも「大阪」の地方政党というイメージが払拭できず、大阪都構想の挫折もあって党勢が伸び悩んでいたようにも思えますが、果たしてその夢やいかに? という感じです。ただ、今の野党第1党がどうにも頼りなさすぎるのも確かですし、昨年の参院選では、多くの都府県において得票率で立憲民主党を凌駕したこともあり、かつてよりは地方政党を脱皮しつつあるような印象はあるようです。
 とまれ、個人的にはまず気になるのは次の奈良県知事選挙です。ご高齢にもかかわらず次の選挙にも意欲を燃やす現職の荒井知事に対して、かつて一度破れている元生駒市長の山下氏が、維新の公認を受けて再挑戦するのだと聞いたときには少し驚きました。自民党県連がこれまでの荒井支持をやめて元総務官僚の平木省氏推薦に変えたことで、ああ保守同士で若い人に禅譲劇になるのかな? と思いきや、ここで山下氏とは台風の目どころか漁夫の利を攫っていきそうな感じです。もし我らが保守王国奈良で維新の知事さんが誕生することにでもなれば、ひょっとしたらかの活動方針も大言壮語でなくなってくるかもしれませんね。今度の選挙はなかなか楽しいことになりそうです。

 

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いくら悪質極まるとはいえ、それであっという間に百億円以上吹っ飛ぶ社会というのもどうかという気もいたしますが

2023-02-04 20:43:28 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は−1.6℃、昼の最高気温は12℃、五條市の今朝の最低気温はー3.7℃、昼の最高気温は12℃でした。今日は朝からよく晴れて、日中は暖かな冬晴れの天気でした。朝の冷え込みは結構厳しく、外のバケツの水は分厚い氷に変わっていたりしましたが、それも日が当たると程なく溶け、うららかな春の到来を感じさせる日差しが心地よい一日でした。そこで洗濯はもちろん、サボテンにも灌水をしました。大体冬は水を切っておくものではありますが、寒さの緩んだときに月に1回程度水を遣っておかないと、特に小さな若い苗は水不足になって干からびて枯れてしまうことがあります。と言ってあまり遣り過ぎても腐らせたり凍らせたりして枯れてしまうのですが。天気予報では明日明後日と今日と同じような天候が続くようなので、ちょうど良いタイミングでした。

 さて、回転寿司チェーンなどで度の過ぎる悪ふざけをしてそれを動画や写真でネットに公表して喜ぶ困った輩が湧いて問題になっていて、被害者たる店の方は、断固たる法的措置で対することを宣言してその強固な姿勢を崩さずにいます。今になってあまりの大事に馬鹿な事をしたと反省をしているらしい加害者の話などもネットに上がっていたりしますが、信用失墜で株価が暴落しまたたく間に100億円以上の含み損を計上するはめになった企業側としては、今更泣きつかれたところで如何ともなし難いというところでしかないのでしょう。一罰百戒で厳正に処分というのは、社会正義としても肯定されうるものだろうとは思います。
 ただ、その加害者らが世の批判やあまりの責任の重さに耐えかねて自殺などしたら、世論が掌返しする可能性もあるんじゃないかと、個人的には危ぶんでいたりします。今でも企業側の厳しい姿勢に対して頑なに過ぎるという批判も無いわけでない中、もしそれで自殺者でも出たら一気にそちら側の声が高まりそうな気がしてなりません。個人的には、あの手の輩はまとめて市中引き回しの上磔獄門で処したらよかろうと思うので、おおよそのネット世論通り死のうがどうしようが知ったことではない、という感じなのですが、企業としては、ネット世論同様悪を成敗したと胸を張れるとも思えないので、どうしたら良いものかと悩ましいのではないかという気がします。
 それはそれとして、法家の輩はこの手の迷惑事件が裁判沙汰となったとして、一体どういう判断を下すのでしょうね? 以前、個人の店でバイトテロがあったときに裁判所が被害者の店側の主張を入れずに和解を促したという話を見たことがありますが、もし同じような判断なのだとしたらそれこそまさに「不当判決」という気がしますが、まだ訴えるも何も決まってない段階で云々するのも気が早すぎるというものですね。


 

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死後の世界が科学的に解明されつつある、とはどんな与太話かと思ったら、案外ひょっとしたらと思わせるものでした。

2023-02-03 20:15:02 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は−0.2℃、昼の最高気温は6.4℃、五條市の今朝の最低気温はー2.4℃、昼の最高気温は6.6℃でした。今日も相変わらず寒い一日でしたが、昨日同様気温の割には体感は比較的マシに感じました。明日以降、寒さが少し緩んでくる1週間になり身体的には楽になりそうですが、気温が上がってくると花粉の飛散が厄介になってきます。すでに抗アレルギー薬を服用して備えてはいますが、一番きついときはくしゃみ鼻水目のかゆみに収まらず、脱力感やだるさ、気分の落ち込みなどの心身の症状も出てくるので警戒が必要です。まずとりあえずは明日空気清浄機のフィルターの洗浄を行い、装置の動作確認などもして、有事に備えるところから始めたいと思います。

 さて、死後の世界が科学的に解明されつつある、というなかなか衝撃的というか、それどこの「ム○」の記事? とつぶやきたくなるような内容の記事が、「週刊現代」に掲載されているのだそうな。そのキモとなる理論が、現代宇宙論の1説となっている「ホログラフィック宇宙論」とのこと。どのような理屈なのかは完全に理解が及ぶものではないですが、ホログラムが光のトリックによって3次元像を平面つまり2次元のフィルムに記録しているのと同様に、一見3次元に見えるこの宇宙が実はある面の上に“描かれた”ものだそうです。ホログラフィック宇宙論自体はさほど新しいものではなく、すでに1970年代位からあるそうですが、最新のブラックホール研究などをベースに復権、この理論が、相対論と量子論を両立させることが可能なことから、宇宙論の最先端に返り咲いているそうな。
 まあそのへんの小難しいところはとりあえずはスルーするとして、この理論によれば、宇宙のありとあらゆる事が、過去から未来にわたって二次元の平面に情報として全てが保存され、失われることがない、とされます。臨死体験者や生まれ変わりは、これら残された情報に何らかの形でアクセスした結果として生じることだ、と主張しています。
 さて、死後の世界もあると言えばあり得るこの話は、それなりにおもしろくはありますが、現状はまだまだ仮説とも言えないレベルの与太話で、まだまだ「科学的に解明されつつある」などと言うには早すぎる話です。ただ、死んだらリセット、ではなくていつまでも「あんなこと」や「こんなこと」が記録され続けている、それが科学的にいずれアクセスできるかもしれない、というのは少々恐怖かもしれません。早く解明されることを望む一方で、逆に完全消去する方法も一緒に研究してくれ、という気も致します。

 

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70年前の先人達は偉大な開拓者だったと思いますが、70年後の後裔達はそのその魂を引き継げているのでしょうか?

2023-02-02 20:31:17 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は2.1℃、昼の最高気温は6.5℃、五條市の今朝の最低気温は2.9℃、昼の最高気温は6.1℃でした。昨夜は21時過ぎにざあざあとかなり強めの雨がいきなり降ってきて驚きましたが、そのせいもあったかさほど冷え込むこと無く朝を迎えました。日中は、朝のうち晴れていましたが午後にはすっかり曇り空となる昨日同様の生憎の天気でしたが、やっぱり体感温度がおかしいと感じるのは、昨日よりよほど今日のほうが暖かいように感じたことでした。多分湿度の影響も大きいとは思いますが、ここへ来て身体が寒さに慣れてきてたりするんでしょうか? 

 さて、そう言えば昨日は天下のNHKがテレビ放送開始70周年に達したそうですね。1953年2月1日、私が生まれる10年以上前に始まっているわけですが、多分その頃のNHKはテレビの素晴らしさを讃え、テレビ文化を日本国民に根付かせるべく奮闘されていたのでしょう。しかし、当時はまだ個人宅にテレビなど無い時代だったはず。受信料とか一体どうしていたのかと思いましたら、wikipediaを観てみましたら、戦前のラジオ放送時代から受信料は設定されていて、一時はラジオ・テレビ受信料として徴収、その後ラジオ受信料が廃止され、今のテレビ受信料に至るという流れだそうです。ラジオからとは言え、戦前から受信料を取っていたとは、随分と価値観が凝り固まり、受信料を取る以外の事が考えられないようになっているのかもしれません。
 まあ70年前から暫くの間は情報媒体としてNHKの存在意義は大きかったでしょうし、放送技術の開発・普及への貢献もまた計り知れないものがあったことでしょう。その歴史と価値を生み出してきた先人達の努力には素直に敬意を表したいところですが、現在のその後裔たちは、果たして偉大なる先達の志や魂をちゃんと引き継いでいるのでしょうか?70周年と浮かれるのも結構ですが、一度自分たちの今の姿を見直して未来に残りうる存在なのかを問うてみられたら良いと思います。

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あんなに便利でお得だった京都市バス1日乗車券がこの秋以降廃止されるとは、なんて残念な話なんでしょうか。

2023-02-01 19:48:13 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温はー2.2℃、昼の最高気温は12.5℃、五條市の今朝の最低気温はー4.2℃、昼の最高気温は11.2℃でした。今朝は昨日よりも更に数字だけは冷え込みましたが、道もカーブミラーも凍ってませんし、空気も昨日のほうが切りつけてくるような寒気を感じました。寝ているときは寒さを感じて早朝に目が覚めたりもしましたが、それ以外は今朝の最低気温の数値がいまいち実感できません。それに昼間の気温も、そんなに上がったか? と首を傾げたくなるようなアメダスの数値です。第一1日中曇っていて夕方には小雨がぱらついただけとは言え雨まで降り出したのに、奈良市も五條市も昼頃は日差しがあって気温が上がっています。同じ奈良県でも奈良と五條の間のうちの周りだけ天気が違うようでした。天気予報では、明日は朝は氷点下にならず少し寒さが緩むようですが、昼間は10℃を割り込んで少し寒くなる模様です。体感としてはどうなるか判りませんが、月が改まって2月とは言えまだまだ寒い日は続くみたいです。

 さて、京都市観光に大変便利な市バス一日乗り放題券について、京都市が今年9月で販売終了、来年3月末で廃止すると決めたそうです。市バスは一回乗車するのに230円を要しますが、この切符は700円で何回乗り降りしても自由ということで、3回乗れば10円お布施、4回以上乗ればお得になるという切符です。確か昔は3回乗ったら得になって確か650円だったような気がするのですが、220円から230円に値上げしたときに700円にしたんでしょうか? それはともかく、廃止の理由は、観光地近くの地域住民が、この券を使う観光客が大量乗車して自分たちが割を食っているという苦情が寄せられていることからでした。京都市植物園でサボテンを観て、北大路バスターミナル近くのうどん「綱道」で昼食に美味しい手打ちうどんを食べ、北野天満宮前の粟屋で名物粟餅を購入し、四条河原町の繁華街で映画を観たり、カメラ屋や古書店や丸善などに寄って、京都駅に戻るというふうに市内を駆けずり回るのに大変便利な券だったのですが、無くなってしまうとは残念な話です。その一方で、地下鉄と市バスの乗り放題券1100円なり、は継続販売されるそうです。地下鉄利用の促進で年間2億9千万円の増収につなげたいとのことですが、京都の地下鉄ってあんまり使わないので、利用するかどうかかなり迷います。まあ北大路まで出るのなら地下鉄のほうが早いので、北大路バスターミナルを拠点に京都市北部を渉猟するのはそれなりに使い勝手がありそうな気もします。しかしそれ以外はというと、南北方向が烏丸通ではなく河原町通ならもっと使いそうなのですが、正直微妙な気がしてなりません。と言って烏丸四条で降りて河原町四条までバスに乗るなんてかえって手間がかかりそうですし、何よりたとえ乗り放題とは言え1100円は高い。バス1日券を廃止するならこちらはもう少しお得感のある値段設定にしてもらわないと、なかなか使う気になれなさそうです。

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