小林礼奈さん「中本騒動」、子連れでラーメン屋「30分」は長すぎた?客から急かされて途中退店
「蒙古タンメン中本」をよく利用する立場として、あるいは色々な人気ラーメン店を
食べ歩いている一人という立場で言わせてもらえば、単純に時間の長短を論ずるのは
全くの無意味でしかない。その“30分”で子供が子供なりに一生懸命食べようとしていたのか、
食べずに遊んでばかりだったのかということが記事の中にはない。
実はここが大事で、後者なら待っている客が苛立つのは当然で、それを一方的に非難するのは
子供を盾にすれば何をやっても許されると勘違いするバカ親を増長させるだけ。
たとえ時間制限等が明示されてなくても、店側と客側の間の暗黙の了解というものはあり、
それをお互いに空気を読み、あるいは察することで店は商売が回り、客は食べたい
ラーメンを食べることが出来るのであり、待ち時間もある程度抑えられるのである。
よく、“お客様は神様です”というフレーズを意識的になのか無意識なのか誤用する輩がいるが、
誤用したそのままの意味であっても、自分以外の客に対する配慮はあって然るべき。
他の神様に気遣い出来ない神様は果たして本当に神様と言えるのか?
とまあ、ここまでは一般論で、「蒙古タンメン中本」特有の事情にも言及する必要があると思う。
ご存知の方はご存知の通り、ここのラーメン、つけ麺は一部の例外を除いて辛い。
比較的辛さ抑えめで入門的なメニューとして位置付けられている味噌タンメンですら、
慣れてない人には辛くて食べるのがちょっと大変だったりもする。調子に乗って
無理な激辛メニューに挑んで撃沈する大人の姿も珍しくはない。が、問題は唐辛子だけにあらず。
麺が割としっかりした中太ストレート麺であるがゆえに食べごたえがあるのだが、
それが子供には大変だったりもする。顎が疲れて食べるペースが遅くなることはあり得る。
あと、煮込まれてる野菜の中にはニンニクがそれなりに入ってはいる。これだって
子供の胃腸には必ずしも優しいとは言い切れない。つまり、何が言いたいのかというと、
親が自分で食べたいモノを子供に食べさせようとするなら色々と考えなければならない
ことがあるということである。特に中本のメニューは基本的に刺激が強い。大人には
心地よくても子供にはまだ早い、あるいは向いてないかもしれないということを
考えるのは大人の責任であろうと思う。
という訳で、とある母と子(たぶん2~3歳?)が取り分けて食べていたメニューの例を参考までにご紹介♪
冷し醤油タンメン+ヒヤミスープ単品
中本で“冷し”を冠するのはつけ麺で、麺を醤油スープの方に浸けたのを子供が食べ、
親はヒヤミスープの方に浸けて一番辛い冷し味噌ラーメン的にして食べてました。
こうすれば子供は無理のない辛さ(冷し醤油タンメンは辛さ0)で食べられ、親は自分の
欲求のままに激辛を楽しめる、実によく考えられた構成であると言えるでしょう。