7月21日に、鈴鹿市から福祉関係の意見や質問に対する回答があったので、それを掲載します。
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■7月21日の回答について
(元の意見と質問)
■冬までに考えられること
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① 政府配給のマスクは不要とされる方から、マスクを地区市民センターや学校などで寄付を頂き、それを秋から冬にかけて、インフルエンザも含めた感染症が流行する季節に、生活困窮者の方や災害時要援護者の方々に配れるようにしてはどうでしょうか。
④ 福祉関係事業所について、秋から冬にかけての中で、デイサービス等の利用者が利用を控える等の状況が起きて、事業者の経営運営が行き詰まらないようにするための施策を考えられてはどうでしょうか。
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●意見・質問に対する回答
さて,現在は,全国的に経済活動を再開させながら新型コロナウィルス感染の広がりを監視するフェーズに移行していますが,在宅高齢者や福祉関係事業所について,第1波で浮き彫りになった課題を分析し,秋冬に備えた行政の支援が必要であると認識しております。
第1波から見えてきた課題としましては,議員御指摘のとおり,
① マスクや消毒液など衛生用品の不足に備えた備蓄
④ デイサービス等のサービス利用控えにより,介護事業所の経営が行き詰まることへの対応,などが挙げられます。
① については,国・県から介護事業所に対するマスクや消毒液の配付が,これまでに何回か行われていると共に,市内の企業から介護事業所用に,と寄付いただいたマスクも配付しております。
広域連合にも確認いたしましたところ,介護事業所も少しずつ衛生用品を入手しやすくなっており,秋・冬に向かって備蓄をし始めるところも多いとのことです。
また,本市から災害時要援護者台帳の登録者に箱マスクを配付しましたが,配付率は対象者の95%を超え,ほぼ行きわたったと考えております。
マスクの寄付につきましては,鈴鹿市社会福祉協議会がマスクポストを設置し,未使用の不織布,サージカル,ガーゼマスクなどを受付していただいており,集まったマスクは,ボランティアグループ「ほっこりコミュニティ鈴鹿」が,必要とする団体へお届けします。(募集期間は,7月31日まで)
④ については,厚生労働省が介護報酬に柔軟な対応をしており,デイサービス利用を控える方には,必要に応じ訪問介護に置き換えても良いとの見解が示され,代替サービスを提供できることとしています。
この対応により,なんとか介護事業の提供を続けておられる事業所もあると思われますので,今後も広域連合と共に,現場の実態把握をしてまいります。
①,④の他にも高齢者の外出の機会が減り,ADL,QOLが低下することも危惧されます。
こちらに関しては,本市から,介護予防教室の開催を控えていただいている事業所に対して,代替メニューとして利用者への電話やチラシによる体調管理をお願いしております。
また,ユーチューブとケーブルテレビを活用し,フレイル予防番組を配信または放送しております。
これまで本市の高齢者施設において,新型コロナウィルス感染の症例がみられなかったことは,現場の第一線を支えてこられた介護職員のおかげであり,日々精神的,肉体的な負担がかかっております。
このことを念頭におき,終わりが見えてこないコロナ禍に対して,行政としてできる支援を,今後も続けてまいります。
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