鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

議会改革について

2012年10月24日 12時36分21秒 | Weblog
議会改革について思うこと。
数年前から議会改革を意識して行動していたことは前にも書いた通りです。
議会基本条例の制定や議会報告会の開催など、各地の議会で議会改革に取り組むことが進んでいます。また、いろいろな研修などでお会いする他のまちの議員の方々も、熱い思いを感じる方が非常に多く、皆さんに励まされている気持ちにもなります。

しかしどうしても、喉に引っかかった小骨のように感じることがあります。
それは、議会改革という言葉に関連するいろいろな動きが、今の時世の流れということで平準化された行動になっていないか、議会に対する住民のフラストレーションのガス抜き的な行動だけになっていないか、基本条例をつくることが目的化していないか・・・などなど、気になることがあるからです。

基本条例について、基本条例が改革を表しているのではなく、改革の結果、条文としてまとめられたものであるべきと考えていることに加えて、先の議会マネジメント研修や他の自治体議員の方との意見交換の中でも、現行の地方自治法の下でも十分に行えることがあるという話を聞くことからも、やはり行動が伴わなければいけないという思いが強くあります。

行動の変容こそが改革ということだという思いが、自分の中で強くなっているからと感じています。
今まで当たり前のように思ってきた行動について、自分なりに考え直し、できるところから実際に行動するだけで、実は議会や議員は大きく変わらざるをえない、そのことを議論せずにはいられなくなると思います。

例としては、議会事務局職員に任せていることについての見直しを行うことでしょう。本来は自分たちが行うべきことではないのか、そのことを考えたうえで、任せていることの整理をしていくと、実はかなりの負担を事務局にかけているのではないかと考えられます。
また、地域の声や市民活動の声を聴くことについて、そのような声を行政職員も積極的に聴き取るシステムを構築することを議会・議員から提言し、行政がそのシステムを構築して機能し始めたとき、議会と議員の意義はどのようになるのでしょうか。

既存のシステムが機能不全を起こしている部分があったために、社会的なフラストレーションがたまり改革が求められているのであれば、システムを根本から見直す作業と、システムを再構築する作業、その上で行動することが求められると思います。
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