新型コロナウィルスによる社会影響を小さくするために、いま多くの施策が打たれています。3月2日以降、自粛が要請される社会の中で、飲食などの需要は感染拡大が明らかになるとともに急速に縮み、海外市場の縮小、消費意識の低下とともに、経済が縮小しているため仕方ないと思います。
しかし、“いま”を乗り切ればなんとかなるのでしょうか?もしかしたら“いま”の状況は続くかもしれない、一度乗り越えてもまた“いま”と同じ状況はくるかもしれないのが、感染症がパンデミックで拡がった世の中と考えるべきではないでしょうか。
いろいろな知見の中で、「ワクチンは安全性のため、1年ではできないのではないか。」、「収束には世界全体で3年はかかる。」、「規制と緩和が続く、何回かの抑制と緩和でパンデミックが消えるのを待つしかない。」というようなことが提示されています。
参考:「断続的なソーシャル・ディスタンシング、2022年まで必要 米ハーバード大学」・AFPニュース2020.04.15
BS1でグローバルアジェンダという番組で「緊急討論・世界はどう向き合う 感染爆発×ロックダウン」というテーマの放送があり視聴していたところ、これからの社会において「健康の保護、経済の保護、社会の合意が大切」、「格差を前提にしきたグローバル社会」、「地域社会」といった言葉が、自分の中に刺さりました。
私たちは、格差を前提としてきたグローバル社会と経済システムを見直す必要に迫られているように思います。そのためには、地域内経済の見直し、地域内で経済の循環、自治体による需要創造、弱者を包摂する社会システムの構築、学びの見直し、地域社会と自分のつながりの再発見など、これまでも取り組んできたことに対して、あらためて評価をし直しながら考える必要に迫られていると考えます。
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