鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

むずかしさ

2014年03月02日 08時15分42秒 | Weblog
アメリカのグレンデール市などで起こっていることをご存じでしょうか?
http://www.asahi.com/articles/ASG2V4QB5G2VUHBI012.html
この記事は朝日新聞で取り上げられた記事ですが、このようなことが起こっています。ちなみに個人的には、この記事も少し偏向している部分があるのではと思ったりしますが。。。
記事中に“ 米国人の白人男性は「これは日本対韓国の像ではなく、戦時中に辱めを受けた全女性の像だ。今日の日本がひどい国だという意味ではない」と述べ、 ”という部分がありますが、よくよく考えれば、この発言自体がおかしいと感じます。全女性であるならば、特定の国に特徴的なデザインを採用することはないでしょう。しかも、同様の像が韓国にある日本大使館前にもたしか設置されていたはずで、そうなるとそのデザインは特定の思想のもとにあるといえるでしょう。
記事についてはここまでにします。

ともかくこの件から見えてくるのは、移民がはらむ課題や多文化共生の難しさの面だと思います。

グレンデール市の状況で考えることは、住民の中には日系の人たちもいるということです。
この状況をかなり単純化すると、グレンデール市住民には“ 日系 ”、“ 韓国系 ”、“ それら以外の文化を背景とした人たち ”がいるわけです。そうとらえると、今回のことであれば日系のコミュニティの人たちを尊重することも大切と思いますがどうでしょう。多様な背景を持つ人たちを尊重しているとは思えません。
先に挙げた新聞記事では、そのような像の設置に対して抵抗感を持つ人たちのことがほとんど書かれていおらず、そういう部分にも偏りを感じるのです。

また、そのような人ばかりではないと思いますが、同じコミュニティを背景とする移民の人たちの数がある程度の勢力を持つ規模になったとき、そのコミュニティの価値観を押し出すことになりがちなのでしょう。
グレンデールでの像設置の件は、像に対して持っている韓国系の方々の価値観が、その他のアメリカ人の人たちにとって直接的に関係することでないから起こった事案だと思います。そのような状況の中で、数を背景に自分たちの思想を広めていくことで多数派を形成していく、だからこそ先に挙げた言葉が出てきたりするのだと思います。もしこれが韓国系アメリカ人以外の人たちにとって脅威となる価値観であれば、相当な摩擦が起こっていたのではないでしょうか。

重ねて書きますが、ここでグレンデール市でのことについて是非をいうつもりはありません。
また、私は移民について懐疑的に考えてはいても否定するわけではありませんし、多文化共生についても大切なことだと思います。

ですが、このような事案から垣間見えてくる移民や多文化共生のむずかしさについて、目をそらしたり無関心であったり、理想の部分だけをとらえるだけではいけないと思います。まして、むずかしさを隠しながら政策として選択することは、将来世代に対する冒涜かもしれないと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モータースポーツと観光政策

2014年03月01日 22時44分19秒 | Weblog
モータースポーツファン感謝デーに行ってきました。
2ヶ月ぶりくらいにバイクに乗ったのですが、バッテリーが上がっていなくてよかったです。乗りながらやっぱり楽しいな、自分はバイクが好きだなと感じていました。


さて、これはバイク駐車場の様子です。
どこから来ているのかなと、このとき駐車しているバイクのナンバープレートを一通り見たのですが、8耐のときと同じような傾向がみえました。やはり東海エリアと関西エリアのバイクが多かったのです。これは日帰りで来ることと、移動時間を考えれば妥当な結果といえます。おそらく自動車も同じ傾向があると思います。

ということは、鈴鹿市がモータースポーツを観光政策の軸のひとつに置くのであれば、F1だけを考えるのではなく、このようなイベントや8耐などのレースに足を運んで来る方々をもっと意識することが重要になると考えます。遠くのお客さんを意識することも大切ですが、リピーターになってくれる可能性の高い近隣地域の潜在的なモータースポーツファンの方々に、もっと鈴鹿を売り込むべきだということです。観光客誘致のイベントをするなら東京より大阪にちからを入れる方がよいと思いますし、メディアなどで取り上げてもらう場合も東海圏や関西圏を意識した情報提供を意識することも手でしょう。また、YouTubeなどの動画サイトを利用したりしながら、モビリティを活用した観光案内動画を作成するということも検討してはどうかと思います。

もうひとつの視点は、このようにバイクや車を使って鈴鹿に来ていただく方に、鈴鹿サーキットでの滞在時間にあと1時間滞在して頂く提案や、1泊してもらえる提案を考えることです。もちろん民間ベースの動きということになりますが、行政サイドからも考え提案しながら、支援策や規制があればそれを緩和するなどを積極的に行っていくことも考えられます。
つまり来訪者として“ 楽しむ ”という視点から、客観的に鈴鹿の地域資源を考え取り組むことが、鈴鹿市の観光行政に求められると思います。そして、失敗しないことや無難におさめる政策でよしとせず、 しっかり立案された新しい提案に対してはチャレンジの姿勢を評価し、失敗を非難しない度量が管理職や議会にも必要だと思います。取り組んでいる人たちが自分もワクワクしないことが、その対象となる人たちの心を動かすことはないでしょう。

鈴鹿市でのモータースポーツと観光行政について、東海エリアと関西エリアの人たちをもっと意識すべき、滞在時間を延ばしたくなるワクワクする提案を出すことが大切だと思います。そのためには若い市職員の創造力をいかすことが大切でしょうし、鈴鹿市行政の中に可能性がないわけではないと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は

2014年03月01日 20時47分33秒 | Weblog
ジュニアバレーの練習後、
サーキットで行われていたモータースポーツファン感謝デーに。
帰宅後、少し飲んだら眠気がきたので一寝入り。
ナイスミドルの幹事会に顔出しで
一日が終わります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする