日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

法律は国民の納得と違反への罰則がないと機能しない

2021-01-06 11:19:59 | 日本社会
特措法が実施されるが罰則が無いため、きっちりとその目的を果たせるか否かは疑問が残る。特措法を順守したら生活できないとすれば、罰則の無い特措法を無視する者がでても何ら不思議はない。

人間の行動を法律で制御するには三つの条件が不可欠である。一つはその法律の必要性を国民が理解しており、それを破ることに罪悪感を抱くことである。悪いと思っていなければ人はその法律を守らない。

二つ目は違反していればそれを摘発できることである。違反してもバレる可能性が低ければ人は法律を無視しがちである。

三つめは違反には罰則が伴うことである。人は違反してもペナルティが無い場合、自分の利益の為に法律に違反することを躊躇しない。

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専業主婦を敵視していては日本社会は良くならない。

2020-11-24 10:38:47 | 日本社会
女性は家事も仕事もしなければ社会のためにならない、というのが政府や経団連の本音である。政府は機会あるごとに配偶者控除の廃止を試みている。その口実として、配偶者控除があるため働きたくても一定時間しか働けない、無くなればもっと自由に働けるようになる、というものである。

本音は税収を増やしたいだけである。企業にとっては安い主婦労働が増えるし、仕事を求める者が増えれば、従業員の給与も減らすことができ、一石二鳥である。

一部の有職女性の専業主婦に対する嫉妬をうまく利用され、政府や企業に搾取する材料を与えている。

女性が専業主婦を選ぶことで、日本の多くの問題が解決できる。企業に勤めていてはいくら環境が整備されても3人もの子供を育てることは困難である。専業主婦であれば経済的な問題がなければそれは可能である。人口問題の解決には専業主婦の増加が絶対に必要である。

そして専業主婦になるには夫が正社員として家族を養えるだけの賃金を得ることが不可欠である。現在日本では賃金が低下し家族を養えず、女性は否応なく低賃金労働者として働くことを強制されている。

女性がその能力を発揮する為に働くなら、それはいいことである。しかし、やむをえずつまらない仕事に従事し消耗していくことは日本とって不幸である。

子供の情操教育には母親の役割は欠かせない。夜だけしか子供と接することができない母よりは、いつもそばにいる母の方が子供には幸せである。忙しくてスーパーの惣菜ばかりを食べさせるよりは心のこもった手作りの料理を食べる方が子供には幸せである。最近の日本人の質低下を改善するためにも賢い専業主婦の存在は欠かせない。

日本の企業がぱっとしないのは、決して日本の労働者の賃金が高いからではない。経営業務、サービスやオフィース業務、研究業務における生産性が低いからである。いまだに価値に貢献しない無駄な仕事やサービス残業が蔓延している。これの改善を怠り安い非正規労働者を多用して、ようやく世界水準に遠く及ばない収益を生み出しているのである。

むしろ、妻が働かなくても十分生活できる賃金を出すべきである。安い非正規労働がなければ、日本企業はもっと効率的な人の使い方を研究せざるをえなくなる。そうすればようやく世界水準の生産性を実現でき競争力も増すだろう。
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日本人の戦争アレルギーは敗戦から目をそらしたから生まれた

2020-10-29 10:19:54 | 日本社会
日本人のほとんどは戦争が嫌いである。絶対に戦争は悪だというのが日本人の常識であり大部分の国民の本音でもある。

私自身もその考えに賛成であり、別に戦争がしたいわけでもない。しかし、戦争を嫌うあまりそのリスクに正面から向き合うことから目を背ける態度にし賛同できない。

現代社会においては日本が戦争に巻き込まれる可能性はゼロよりはかなり大きい。とすればそれに備えて準備をするのはリスク管理上当然のことである。

しかし、日本では戦争の可能性について語ったり、企業の武器開発や科学技術の武器転用等戦争に関連しそうなものに対しても異常なアレルギー反応がある。

これは第二次大戦の敗戦から目を背けてきたことによる。当時の戦争の常識を無視し、焼夷弾で民間人を大量虐殺し原爆投下を行ったアメリカに対する憎しみが敗戦のショックで抑圧され、それが戦争という抽象的な概念への憎しみに転嫁された。

敗戦を終戦とごまかし、憎むべく虐殺者であるアメリカにギブミーチョコレートと媚びをうり、憎しみを抑圧し親米だと自らを偽った。

この欺瞞が客観的に戦争の危機と直面することを妨げている。世界のほとんどの国が科学技術の軍事転用を研究しているが、日本だけは頑なにそれを拒絶している。

アメリカに強制された日本弱体化政策を強制ではなく自ら選択したものと自分自身を欺き、今ではそれをすっかり信じ込んでいる。

結果的に日本の安全保障は穴だらけであり、アメリカの要請に応じアメリカにすがりつくことなしには自国を守ることもできない。

しかも、国民の多くはそれを当然のこととして考えようともしない。
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話せばわかるという幻想

2020-08-20 09:40:21 | 日本社会
いつの頃からか、日本人は不思議な幻想を抱いている。話し合いで何でも解決できるという根拠のない幻想である。
この幻想は相当根強くはびこっており、軍備不要論者の論拠になっている。

曰く「日本が中立を守り、非武装であればどこからも攻撃されない。だから、日米安保条約は不要であり、自衛隊もいらない。」という如くである。

警察が機能している日本国内で、家には鍵をかけるにもかかわらず、警察のない国際社会では、何も備えなくても安心だと考える能天気さ。

どんなに議論しても、問題が解決しないことは、国会中継を見れば明白である。最後は数の力で決着をつける。

国際社会では、多数決で決着をつける機関が無いので、最終的には実力行使になる。戦後も実力行使された多くの事例を目にしながら、
日本だけは大丈夫と考える、思い込み。

話せばわかるのなら、5.15事件で犬養首相は殺されなかった。今も昔も話してもわからないことはわからないのである。

人は生まれも育ちも違う。判断の基礎となる能力も知識も異なる。話し合えば互いの理解が深まることは多いが、
わかりあえないことはどんなに話し合ってもわからないのである。

互いにわかりあえないこともあると理解し、その上で結論をどうだすか、決定的な対立に至らないためにどうするか、
これを考えることが知恵である。

何の根拠もない幻想に頼り、個人であれば社会へ、国家であれば国際社会へのりだせば必ず手痛い教訓を得ることになる。
早く、日本人も15歳レベルの精神年齢から成長する必要がある。
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日本に帰化した人を日本人として受け入れるべき

2019-11-18 09:51:15 | 日本社会
孫さんの場合もそうだが、大阪なおみ選手についても、称賛する局面では日本人として評価するが、
それ以外の局面では彼らは日本人ではないと蔭口をいう者も少なからず存在する。

特にネットなどではそのような発言が多くみられる。

日本は外国国籍の者が日本に帰化することを認めており、この点は他国と同様である。
しかし、帰化した外国人を自国民として容認する程度においては、日本は外国に比べて閉鎖的である。

日本で生まれ育ち日本語を話し、日本の姓を使って日本で生活しながらも日本国籍を拒否する在日韓国人の存在が、
日本に帰化した外国人を日本人として受け入れることを難しくしている。

しかし、在日韓国人と日本に帰化した韓国系日本人やフランス日本人等々とは全く別物である。

彼らは日本人になることを自ら選択した者であり、日本に住んでいるが日本国籍を選択しない者とは全く異なる。

日本の少子化解消には時間がかかる。この間外国人の助けが無いと日本経済も社会も維持できなくなる。
日本文化を好み日本国籍を取得しようという外国人は日本にとっては貴重な存在である。

せっかく日本人になることを選択した彼らを不当に差別し悲しませることは日本にとっても大きな不利益である。

彼らが日本で活躍できる環境を整備し、その活躍を妬むのではなく素直に称賛することは今後の日本にとって大きなプラスになる。
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