日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

コロナで一つだけよかったことは、国民が日本のダメさを再認識できたこと

2022-06-02 10:23:48 | 日本を元気にするには
コロナで日本は社会的にも経済的にも大きなダメージを被った。しかし、今回のコロナ禍にも一つだけいいことがあった。

国民を繁栄している日本という幻想から目覚めさせたことである。既に日本が衰退の道を歩みはじめてから30年以上も経過しているが、コロナ前は依然として80年代や90年代と同様の繁栄を維持できていると多くの国民は思っていた。

ところが今回のコロナへの対応の中で、日本ではワクチンも製造できず外国に頼らざるをえないこと、デジタル化ではいままで見下してきたアジアの開発途上国より劣っていること、多くの先端分野で日本が先進国でないことが誰の目にも明らかになった。

多くの国民が何とかしないとと考えるに至った。これは日本にとってはいいことである。惰眠にふけっていた日本国民がようやく危機に目覚めたのである。

これで積極的な改革が行われるようになれば禍転じて福になるである。もしこれでも何もしないとすれば、いずれ日本という国は地上から消滅するだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岸田首相の「新しい資本主義」に欠けているのは生産性の低い企業に退場を迫ること

2022-06-01 09:43:33 | 日本を元気にするには
政府は31日、経済政策「新しい資本主義」の実行計画案を公表した。家計資産を貯蓄から投資へ促す改革や人材教育、科学技術に重点を置いた。「資産所得倍増プラン」を年末につくり、NISAやiDeCoを拡充する。

当初主張していた金融課税の強化などの政策がなくなったのは良い変化である。

実行計画案は①人への投資②科学技術③スタートアップ(新興企業)④脱炭素・デジタル化の4本柱で構成されている。

成長分野への労働移動を後押しする方針も打ち出したが、一つ重要なものが欠けている。それは弱く競争力が無く生産性の低い企業を退場させることである。

日本では雇用維持の名目の下に競争力の無い企業に多額の補助金を出し存続させてきた。しかし、競争力の無い企業が存続していること自体が日本全体の生産性を下げ賃金を下げてきた。

日本が成長していく為には、これらの生産性の低い企業を退場させ、生産性の高い企業が市場を拡大し、労働者を低生産性企業からより生産性の高い企業に移動させ、賃金の全体的な上昇を図ることが必要である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする