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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

Nikon Freak150. 思考のトレーニング

2018年02月21日 | Tsukuba

 これは茨城県霞ヶ浦湖岸の玉里村だったとおもいます。このような立派な民家が茨城県南部に大変多い。それらが集まって美しく風土に適った合理的な考え方の集落が形成されてきました。それが日本の典型的な田舎の一つだと私がいう所以です。この家がまだあるかどうかはわかりません。

 世代が変われば生活スタイルも変わりますから、当然住まいの様式も変えざるをえない。現代のプレハブ住宅にするのではなく、こうした民家を改修して内装を現代風にする方法が一番よいのだろうと私は考えています。絶対に壊してはいけません。改装することで建物は、何十年でも生きてゆきます。コンクリート造のマンションが30〜40年の耐力しかないのに比べれば、木造の方がはるかに長い時間を生きてゆくことができます。

 1万分の1位の地図をみながら、地元に人に尋ねこうした集落を探しだし訪ねてゆきます。それは私達が中国でとった方法と同様です。だから観光ガイドやWEBなどを見ていては、なにもわからないということです。

 今私達は、WEB情報に攪乱され、何もわからない状態にいます。そろそろ本質的なところで適切な理解が必要なときではないでしょうか。やはり自分の足で現地を歩き見て感じて考える、という思考のトレーニングが必要なわけです。

 東京から車で1時間半もあればたどりつけるでしよう。ここは、そんな近さなのです。

 

茨城県旧玉里村

1978年,NikonF,Nikkor H Auto28mm/F3.5,コダカラー

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